双子 ページ34
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そう、談話室はとてつもなくさわがしかったのだ。
理由は明白。Aの自称騎士である双子とリーだ。
フレッドとジョージがついに【ずる休みスナックボックス】
のひとつを完成させたので、それをお披露目しているのだ。
2人で交互にデモをやり、見物人をワーッと沸かせている。
「姫！姫もこっちに来てよ！」
フレッドが箱を小脇に抱えながらニコニコと呼びかけた。
Aが3人の方へ行くと、3人がデモを再開した。
最初にフレッドが、砂糖菓子のようなものの、
オレンジ色の端を噛み、前に置いたバケツに派手に吐いた。
それから同じ菓子の紫色の端を無理やり飲み込むと、
あら不思議。たちまちフレッドの嘔吐が止まる。
吐いた汚物をのらりくらりと【消失】しているのはリーだ。
しかしあまりテンポ良くできず手間取っている。
『エバネスコ、消えよ。』
Aかバケツに向かって杖を向けるとたちまち消え去った。
リーは、「わあ！ありがとうA、さすがだな。」と
嬉しそうに笑った。Aは頷いて答えた。
一通りデモが終わり、Aはハリー達の元へ戻った。
吐く音やら歓声やらが絶え間なく続いている。
フレッドとジョージが皆から予約をとる声も聞こえる中で、
ハリーは全くスネイプのレポートに集中できていない様子だった。
ハーマイオニーの許せないとばかり鳴らすフンという鼻の音も
ハリーのレポートの妨げになっているようだった。
「行って止めればいいじゃないか！」
ハリーはとうとう我慢できずに言った。
それはハリーがグリフィンの鉤爪の粉末の量を4回消した時だった。
「できないの。
あの人たち、規則から言うとなんら悪いことしていないもの。」
ハーマイオニーは歯軋りした。
「自分が変なもの食べるのは、あの人達の権利の範囲内だわ。
それに、他のおバカさん達が、そういう物を買う権利
がないっていう規則は見当たらない。
なにか危険だということが証明されなければね。
それに、危険そうには見えないし。」
ジョージが勢いよくバケツに吐き出し、
菓子の一方の端を噛んですくっと立ち上がり、
両手を大きく広げてにっこりと笑い拍手をうけとめている。
何度か練習している様子を見ているAからすれば、
一種の授業参観のように感じられるところもある。
その様子を、ハリー達3人はじっと見ていた。
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Lia(プロフ) - これの続き見てみたいです！終わりって書いてあったのでまたリメイク版とか、書いて欲しいです！！！お願いします！！ (2022年9月22日 13時) (
レス) id: 2bd2067cf9 (このIDを非表示/違反報告)
どりー(プロフ) - 風子さん» 風子さんはじめまして！とても嬉しいコメントをありがとうございます。私もルーピン先生との絡みは楽しく書いているのでそう言っていただけると嬉しいです…！！わー！(T＿T)ちょうどお話の進め方が合ってるか不安だったんです…そのお言葉に救われます…！ (2021年8月18日 23時) (レス) id: 59d973ec31 (このIDを非表示/違反報告)
風子(プロフ) - 初めまして！コメントさせていただくのは初なのですが前から楽しくこちらの作品を拝見させていただいてました！久しぶりの更新とても嬉しいです。個人的にはルーピン先生との絡みがとっても好きで作者様のお話の進め方も大好きです！これからも応援してます！ (2021年8月18日 2時) (レス) id: a1e35f046d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：どりー | 作成日時：2021年8月18日 1時
