先生 ページ12
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ハーマイオニーは意気揚々と続ける。
「ルーピンは騎士団のことで忙しすぎるわ。
それに、どっちみちホグズミードに行く週末くらいしか
ルーピンに会えないし、練習が足りなくなるわ。」
「じゃ、誰なんだ？」
ハリーはハーマイオニーに向かってしかめっ面をした。
ハーマイオニーは大きくため息をついた。
『ははーん、ハーマイオニーはハリーに先生を
やってもらいたいのね？』
「うん、そうなの。
私、あなたのことを言ってるのよ、ハリー。」
一瞬沈黙が流れた。
夜のそよ風が、ロンの背後の窓ガラスをカタカタ鳴らし、
暖炉の火をちらつかせた。月が雲に隠れる。
「僕のなんのことを？」
「あなたが、闇の魔術に対する防衛術を教えるの」
ハリーはハーマイオニーをじっと見た。
ロンは呆れ顔をせず、顔を顰めていたが、
明らかに考えていた。そしてロンが言った。
「そいつはいいや」
「何がいいんだ？」
「君が、僕たちにそいつを教えるってことがさ」
「だって…」
『ハリー、2人ともあなたをからかってる訳ではないわ』
ハリーはドキッとした。
まさしく、今そう考えていたからだ。
「ハリー、あなたは闇の魔術に対する防衛術で、
学年のトップだったわ。間違いないでしょう？」
「僕が？違うよ。
どんなテストでも僕は君にかなわなかった___」
「実は、そうじゃないの。」
ハーマイオニーはあくまで冷静だ。
「3年生の時、あなたは私に勝ったわ_____
あの年に初めてこの科目のことがよく分かった先生に
習って、しかも初めて2人とも同じテストを受けたわ。
でも、ハリー、私が言ってるのはテストの結果じゃない。
あなたが、これまでやってきた事を考えて！」
「どういうこと？」
「あのさ、僕自信がなくなったよ。
こんなに血の巡りが悪い奴に教えてもらうべきかな」
ロンはニヤニヤしながらハーマイオニーにそう言った。
Aも小さく笑いながらハリーに言った。
『1年生、あなたは例のあの人から賢者の石を救った』
「だけど、あれは運が良かったんだ。技とかじゃ__」
『2年生。』
Aは途中でさえぎった。
『バジリスクをやっつけて、リドルを滅ぼした。』
「うん、でもフォークスが現れなかったら、僕___」
『3年生。』
Aは一段と声をはりあげた。
ロンは変わらずニヤニヤわらっている。
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Lia(プロフ) - これの続き見てみたいです！終わりって書いてあったのでまたリメイク版とか、書いて欲しいです！！！お願いします！！ (2022年9月22日 13時) (
レス) id: 2bd2067cf9 (このIDを非表示/違反報告)
どりー(プロフ) - 風子さん» 風子さんはじめまして！とても嬉しいコメントをありがとうございます。私もルーピン先生との絡みは楽しく書いているのでそう言っていただけると嬉しいです…！！わー！(T＿T)ちょうどお話の進め方が合ってるか不安だったんです…そのお言葉に救われます…！ (2021年8月18日 23時) (レス) id: 59d973ec31 (このIDを非表示/違反報告)
風子(プロフ) - 初めまして！コメントさせていただくのは初なのですが前から楽しくこちらの作品を拝見させていただいてました！久しぶりの更新とても嬉しいです。個人的にはルーピン先生との絡みがとっても好きで作者様のお話の進め方も大好きです！これからも応援してます！ (2021年8月18日 2時) (レス) id: a1e35f046d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：どりー | 作成日時：2021年8月18日 1時
