5 ページ5
話もひと段落ついて、
俺はあなたを家まで送っていくことにした。
・
・
あなた「本当にありがとう…久しぶりに再会できて嬉しかった!そして、送っていただき、更にありがとうございます!!」
「ほんとに。俺も、会えて嬉しかったよ。」
あなた「また会えるかな…でも、太輔くん忙しいか。芸能人だからな〜」
「いや、大丈夫。あなたに会う時間作るよ。高校の思い出話とか、もっとしたいし!」
あなた「ほんとに?!嬉しい!」
・
・
「これ…」
そう言って、俺は あなたに 紙切れを差し出した 。
「今どき、こんな連絡先の渡し方ないと思うけど…(笑)俺の番号。」
あなたは目をまん丸にした。
あなた「……超人気アイドルのアドレスなんて貰っちゃっていいんですか?!笑」
「いいですよ(笑)」
あなた「嬉しい〜!でも他の人には秘密だね!」
そう言いながら、その紙切れを見つめ、ニコニコしていた。
「そうっすね!笑 お願いします!」
・
あなた「太輔くんと私だけの秘密だね!」
・
あなたは 無意識に放った言葉だったんだろうけど、
俺はその言葉に 特別感を感じた。
・
そう言って、あなたは自分の家へと入っていった。
・
・
神様、もう一度 彼女に出会わせてくれて ありがとう。
まだチャンスがあるって事で いいのかな?
もう1回 頑張ってみようかな。
・
・
しかし、そんなに出来事が上手くいくはずがなかった。
その時の俺の考えが 甘すぎた。
どんなことが起こるとも知らずに。
--------------------------------------------------
36人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:まな | 作成日時:2018年5月23日 23時