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。
「内緒？」
『まあね。大したことないもの』
「.……………」
『話が逸れちゃったけど、君たちは何しにきたの？』
目的なんて云って善いのか？
相手は殺し屋………、敵なのに。
でもなぜか、口は動いてて。
「……調べに来たんだ、君を」
『あたし？』
「た、谷崎さ……！？」
『まあ警戒しちゃうか。ポート･マフィアじゃない。
でも異能力を使って、なんなら人殺してるとか』
『…………でも調べてどうすんの？』
「え？」
『調べたというかわかったよね？あたしが元ポート･マフィアの異能力を使う殺し屋って』
『調べたところで、君はあたしを見捨てる？』
『…………こんなか弱い女の子を？』
最後に聞いた言葉で、息詰まる。
か弱い女の子。
なんで？
君は元ポート･マフィアで、
人殺してるほど強いんだろう？
なんでそんな、
……そんな、眼で訴えるんだ？
『たすけて』とでも云いたそうな眼で。
。
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作者名：あきちゃ | 作成日時：2023年4月29日 16時
