保育士のひーくん先生。

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「…ふぁあ〜、」


照「ふふ、眠い？」


「んー…ちょっと、」


照「じゃあそろそろ寝るか、」








あれからケーキも食べて、ちょっとだけお酒も呑んで。


ひーくんとふっかの出会いや、ダンス仲間のこと、甘いものが好きだとか、筋トレが趣味だとか…。


些細なことから過去の深い話まで、普段話せなかった事を沢山話した。





今まで知らなかったひーくんが、今日一日で沢山知れた。




もっともっと、好きになった。





ほら、気持ちが昂ってる時ってさ、
もっと話したい、もっと触れたいって、ちょっと大胆になる時ない？


眠気がより判断力を鈍らせて、それから私は自分でも思ってもみないような行動をしてしまった。








照「…、どうした？」


「…まだ、寝ない」







わざわざ布団を2つ並べてくれたひーくんの背中に、ぎゅっと腕をまわした。


浴衣一枚。布越しから伝わる体温…安心する背中に、鍛えられた腹筋。ほのかに香る石鹸の香りから、優しい声で"どうした？"って聞くひーくんも何もかも…


全てが、私をおかしくさせた。







照「……、じゃあもうちょっと話す？」


「……………」


照「ふふ、ねぇ…Aさん」






そう言いながらトントン、と後ろから回された私の腕を優しく叩いた。






「、まだ寝ない…」


照「うん、笑。分かったからさ、…」






今度は優しく私の腕をそのまま解き、振り返ったひーくんと目が合った。









照「…あんま煽んないで」


「…っ、」


照「俺だってずっと我慢してたのにさ。…ばか。」


「…うん、ごめ」
　









照「好きだよ、A」


「…んっ、」







甘い声に、甘い表情で。


ひーくんは私の顔を両手で優しく包み込んで、上を向かせた後


そっと私の唇にキスを落とした。









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