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いきなり何の話をされるのかと思ったけど、目黒君のこの何気ない会話に救われて、溢れ落ちそうだった涙も気が付けば引いていた。
蓮「…すいません。つまんなかったですよね、」
「…え、?いや、そんな…」
蓮「あーもうっ、今日俺ふっかさんの所為でスタートから不調だわ。」
「ふっか…?」
蓮「いや、まぁ俺も悪いんすけど…。不本意で遅刻扱い2回目ですよ?」
「ふふ、前にもあったの?」
蓮「バイト先で…その日から俺はけしからん若者扱いです。自分で自分が不憫でならない。」
「ふふ。私から十分に注意しておきます。笑」
蓮「…女神って呼んでもいいですか?」
「それはやめて下さい」
目黒君は私が静かだったからか、自分の話がつまらないと思ったのか凄く気にしていたみたいだけど…
全然そんな事はなくて、むしろ余計な事を考えずに済んだから。
ふっかの不満が溜まってる目黒君には申し訳ないけど、なんだかそんな姿がかわいくてつい、気付いたら笑っている自分がいた。
ラ「めめー!見て!はるちゃんが俺にお花くれた!」
蓮「ん?…あーいいなぁ、めめちゃんもお花欲しいなぁ〜?」
は「うん!いいよ。らるーるおはなかえして!」
蓮「ぷっ、」
ラ「え…ちょっと待ってはるちゃん、ラウールそれは傷つくかな?」
「ふふふ、」
ラウール君?が、はるあを抱っこして面倒見ててくれてたみたいで、自然と会話に入ってきた。
周りを見る限り、子連れは私だけみたいだから少し不安もあったけど…
こういうさり気ない事でも、受け入れられたみたいで嬉しかったんだ。
「…………っ、」
そんな風に皆の輪の中に自然と入れて貰えて、緊張も程よくとけてきたところで、ふとひーくんと視線が合った。
でもそれはたった一瞬で逸らされてしまい、再び息が詰まるような感覚が戻ってくる。
深「気にすんな。ちょっと拗ねてるだけだからあいつ」
「、え?」
深「とりあえず様子見て話かけてごらん。
突然現れたふっかがひーくんの方を見ながら話しかけてきた。
私よりもひーくんの事を知ってるふっかだから、
とりあえず様子見て話かけてごらん______
この言葉を信じてみようと思う。
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(名前)千登勢(プロフ) - 感動しました❤️あーゆう先生もいいなぁ~~~~~と思いました❗ (2022年1月11日 13時) (レス) @page50 id: 76b4106ed8 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)千登勢(プロフ) - 感動しました❤️あーゆう先生もいいなぁ~~~~~と思いました❗ (2022年1月11日 13時) (レス) @page50 id: 76b4106ed8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - あやかぽん。さん» 終わってしまいましたァァ( ; ; )まずはここまでお読み頂きありがとうございました!ひーくん先生がパパ…想像しただけで鼻血です☆新作も準備が出来ましたのでよろしければまた覗きに来て下さいね^^ 新作主人公ちゃんはまたガラリとキャラが変わるのでご注意を! (2021年5月3日 1時) (レス) id: 788629b6bb (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - しょくぱんさん» ありがとうございます!!こうして完結出来たのも、こうした温かいコメントを頂けるから完結する事が出来ました!最後までお読み頂き、本当にありがとうございました!^^ (2021年5月3日 1時) (レス) id: 788629b6bb (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - YUKAさん» わぁ!ありがとうございます!!私もちょっぴり寂しいです…笑 番外編という形でまた公開させて頂こうかなと思ってるので、その時はまた除いてやって下さいね^^新作も出来ましたので、またちょこちょこ来て頂けると嬉しいです☆ (2021年5月3日 1時) (レス) id: 788629b6bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆな | 作成日時:2020年11月17日 22時