うちのリーダーが死んでしまいました

21日目 金豚さんは記憶を…？ ページ21

ばど｢……？｣

瞼を開ければ白い部屋。

ここは…どこだろう……

コン｢きょーさん？｣

ばど｢……？｣

みど｢よかっﾀ！起ｷﾀ！！｣

レウ｢もー！心配したんだよ！？｣

ばど｢あの……｣



｢どちら様でしょうか…｣



ｰrd視点ｰ

俺は昨日きょーさんを止めた。

死のうとした…きょーさんを。

みどりくんからのお呼び出しなんて嘘だった。

全部分かってたんだ。

あれが嘘なのも、きょーさんが辛かったのも。

でも、死ぬとは思ってなかった……

俺は死のうとするきょーさんの手を掴んだが、俺の力じゃ足りなかったみたい。

結果的には落ちてしまった。

だけど、

｢どちら様でしょうか…｣

最悪だ。

俺のせいで……きょーさんが…

とにかく、思い出させなきゃ！

らだ｢ねぇ、きょーさん！、俺らだよ！｣

ばど｢……｣

返事もしないし、見向きもしない……

もし…かして……


俺のことが見えてない……？


記憶も無くなれば俺も見えなくなるって言うこと…？嘘でしょ……？

らだ｢ねぇきょーさん！きょーさんってば！！｣

みど｢らだおくん…｣

ばど｢もう帰ってください。俺はあなた達のことなんてこれっぽっちも知らないんですから。｣

コン｢……そ、そう…だよね……｣

レウ｢ごめん！また…今度ね……｣

呆然と立ちつくす俺をみどりくんが優しく手を繋いでくれた。

俺らは静かに部屋を出た。

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