11.大切な人 ページ11
---二宮 side---
相:「いただきまーす！」
「…てかお前もおかゆなの⁈」
相:「いーじゃんいーじゃん。あ、てか、顔ちゃんと洗った？ったくーちゃんと洗ってからじゃないとー」
「なんだよ
お前が食え食えいうから食べようと座ったっつうのに！」
相:「あひゃひゃ！」
ほらね
こうして君が笑ってくれるから
僕はまた、前へ進める
ここまでこれたのだって
君と出会って
君がそばにいてくれたから
君のおかげで…
なーんて
口に出しては絶対言わないけど
相:「にのー。おいしー？」
「…おいしーよ」
相:「ほんと？よかったー！」
そうやって
僕が食べるのを本当に嬉しそうに…
ただただこうして
何も聞かないでいてくれて
ずっと、見守っていてくれて…
相:「ね！どんどん食べなね！まだいっぱいあるから！」
「…お前(ｰ ｰ;)
またなんも考えなしに大量につくったのかよぉ
そんなにオレに食べて欲しいわけ？(笑)」
相:「そりゃそーでしょ！
だって…ニノちゃんは
大切だもん。
いっぱい食べてもらわなくちゃね」
…
そうか…
こいつは
オレのことを
信じてる
そうだったね…
オレらは
似た者同士
まーくんが、オレを信じてくれている
なら…
オレだって、まーくんを信じなきゃ
いや…もうすでに
信じてた…か
僕のために来てくれて
笑ってくれて…
君の大きさに、知らぬ間に僕は
心を許してしまったんだ
まーくん…
「まーくん…」
相:「…んー？」
「ありがとう」
相:「…ふふ
こちらこそ」
まーくん…
君だって
僕にとって…
大切な人
あなたは
ずっとずっと
ずーと…
.
.
大切な人だよ
.
fin
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 68人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さとこ | 作成日時：2016年5月30日 20時
