願い

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ｰ空港ｰ

「着いた！」
「日本の空気！懐かしい感じだ！」
「東口だっけ？」

セザールと出口の方へ向かう

「そういえばセザールってどこの高校行くの？」
「留学生として扱ってくれる高校が少なくて大変だったよ！開成高校に行くんだ知ってる？」

「え！それって私と同じ高校！セザールって思ったより頭良かったんだね笑」
「思ったよりとはなんだ！僕は頭がいいんだよ！ここ１ヶ月日本語練習したからかなり喋れるようになったよ！」

そう言って日本語を話してくれた

「え、すごい！もう普通に会話できるんじゃない？」
「そうかな！アーヤといるときは日本語で話そ！」

ホントに頭が良いんだなぁ
すごい成長スピード！

ｰ出口にてｰ

出口を出ると私の家族が出迎えてくれた

「アーヤ！！おかえり！」
「治ってよかったな！」
「もう本当に大丈夫なのか！？」
「お姉ちゃん久しぶり！」

「あ、この子が話してたセザールくん？」

「こんにちは！アーヤのともだちのセザールです！高校も同じなのでよしくおねがいします！」

「おぉ！日本語が上手だね！」

「じゃあセザールをホームステイ先まで送ったら家に帰るね！」

ｰ道案内中ｰ

「ホームステイ先の地図見せて！案内は任せてね！」

セザールは地図を出して見せてくれた
ここはえっと…前行ったお花畑のところ辺りか

「多分もうすぐだよ！」
「あ！ここじゃない？緊張してきた」

なんか…この家見たことあるような…

「まぁきっと優しい人だよ！同い年の子どももいるって言ってたし！」
「そういえば言ってたね…頑張るよ僕」

インターホンを押す

「はーい！あ、ホームステイの子かちょっとまっててね！」

ドアが開くと家族全員で出迎えてくれた
私は息子であろう子たちを見て驚いた
その子たちはフランスに行く前に迷子で会った子と事故で遭遇した子だったのだ

2人は気づいていないみたい
こんな偶然あるんだねぇ

「話は聞いてるよ！セザールくんとアーヤちゃんだね？いやぁ2人してよく頑張ったねぇ！」

「これからよろしくね！」

すごくびっくりしたけど、2人が気づいてないなら別にいいか！

「じゃあ私はここら辺で」
「あ、いつでも遊びに来てね！」

パパさんが笑顔で送りだしてくれた
いい人そうで良かった！これからの学校生活楽しみだな！







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いよいよって感じですね
私の中ではここからが本番です
またあした

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