願い

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それから5日後にセザールは部屋を移動してしまった。
残りの五日間は普通な毎日だった。kzと電話もした。

ｰ移動日ｰ

「彩、おはよう！今日は移動の日ね
準備はできてる？」

「はい！できてます！」

「あの1番北にあるのが入院部屋よ」
「今まではホテルみたいな感じだったけど、これからは普通の入院部屋になるからね。手術や治療が終わったらまた元の部屋に戻れるから！」

なんだ戻れるのか、。でもセザールは大変な手術って言ってたよね…

「今、一人部屋は埋まってて彩の部屋は3人部屋なの。確かまだ1人しか入ってなかったと思うわ。」

意外と近いような近くないような…
私とは別にもう1人入院してる人がいるのか、！
どんな子だろう？

「あの、もう1人の子ってどんな子ですか？」
「あぁエリアーヌって子なんだけど、彩の移動前の部屋の隣に居たのよ。すぐ病室に移ってほぼ入れ違いだったの。」

あ、そういえば居たな、！9歳だか10歳くらいの！

「もうすぐね。この廊下をまっすぐよ。」
「あ、言い忘れてたけど、隣の病室はセザールが居るから。これからも仲良くしてあげてね！」

え？あ、ん？そうなのか、！？
結構盛大にお別れしたつもりだったけど、すぐ会えた…！
いや嬉しいけど急展開！！

「はい、ここね。明日にはもう薬飲むから、体調整えててね！
あと、今日は自由だから。この棟は売店が近いね
まあ好きに探検でもしてきな！」

「はい！ありがとうございました！」

ｰ病室ｰ

「こんにちは。あなた誰ですか？」

「あ、こんにちは。私は立花彩！よろしくね！」

「エリアーヌ・アナスタシアです。よろしく。」

……

沈黙が続くけど、何話そう？年下なんて奈心くらいしか喋ったことないのに…！

「ねえ、エリといっしょに絵描かない？」
「え、あ！もちろん！」

急に話しかけてきたからびっくりしたけど。9歳くらいってこんな感じだよね、？

「え、エリアーヌってすごく絵が上手いね！！」
「ありがとう。将来の夢は画家なの！」

話していると、ノックの音がした。

「どうぞ」

「あの、アーヤって居ますか？あ！いた！」

ノックをしたのはセザールだった。

「あ！セザール！」

絵を描いててセザールが隣にいるの忘れてた、！

「ついさっきベアからアーヤが隣にいるって聞いて飛んできたよ！」

「え！そうなの！ありがとう！」







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書くのは楽しいですね
また次のお話で！

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