願い

２２ ページ24

「まもなく着陸態勢に変わります。お席にご着席のうえシートベルトをしっかりとお締めください。」

あ、もうすぐか
窓の外を見るともうすぐ雲をくぐるとこだった

わぁ！これがフランスか！
少し遠くにはエッフェル塔がみえた
すごく懐かしいな！ちょうど2年前くらいかな？
病気のことを忘れてしまいそうな美しさと懐かしさだった

-空港-
ふぅなんとか飛行機は突破した！
ママが教えてくれた病院をスマホで検索してみる

ママは25分くらいって言ってたな
あ、バスがあるな
これに乗ろう！
フランス語もまだ少し覚えてるからきっとなんとかなる！はず、

-バス-
バスも無事乗れた！
日本とほとんど変わらなくて良かった、！

よしあとは歩いて5分くらいだ

うーんなんだか道が複雑だなぁ
あっちに大きい建物があるからきっとあれだろうな
そう思っていると意外とすんなり着いてしまった

フランスの街並みをもう少し見たかったな

-病院-

「あのすいません」
「あー、にほんのひと？」

あ、ここフランスだった
なんだかカウンターの後ろへ行ってしまった
日本人のスタッフでもいるのかな？
さっきとは違う人が出てきた

「ごめんなさい迷惑かけてしまって、あなたが来ること分かってたんだけど。
立花彩ちゃんよね？」

「はい！そうです」

「おーけい、少し待っててくださいね！椅子に座ってていいわよ。」

明るくて、接しやすい人でよかった、！
日本人だと思っていたけど、フランスの方だった
日本語ペラペラで凄いなぁ

「彩ちゃん、確認が取れたわ。
すぐ入院だから案内するわね！」

ここはすごく広くて、私の部屋までは遠いらしい。
歩いている間たくさん話してくれた！

「これからは、会うことが多くなりそうだから自己紹介でもしとこうかしら」

「私の名前はベアトリスよ。みんなにはベアって呼ばれてる。私の担当は長期入院がほとんどだから仲を深めるようにしてるの！彩ちゃんもベアでいいわよ！」

「ベア、わかりました！
えっと、名前はもう知ってるか、うーん」

「すぐ思い浮かばないわよね笑
趣味とかはあるの？」

「本読んだり…あと小説もたまに書きます！」

「良い趣味してるのね！」

そのあとは部屋について教えてくれた
私の部屋は病室ってより長く泊まる予定だからホテルのような感じらしい
そして他にも子供がたくさんいるらしい
同世代の子もいるといいなぁ






──────────────
我ながらいい感じでは？
また次のお話で！

２３→←２１

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す