46話 ページ48
Aside
色々な人達が尋ねてきた。
小学生や、高校生、大人……大人びた小学生などが。
親戚だと言う彼は、海外に行ってるらしい。
数日くらいで戻るはずだ。
と、少年が教えてくれた。
「秀一は、まだ帰ってきてないの?」
「うん。気になるの?」 「親戚だから……」
あたしは発音を日本語に置き換えられるように出来た。
秀一の同僚の、ジョディさんと言う人に
教えてもらったのだ。
「あたし……記憶が無いし。
秀一は、親戚だから知ってるはずでしょ?
家族より関わりは少ないけど、
なんだか、彼はあたしを、懐かしむように遠い目をして、見つめるから……」
そして
哀しみを、とても奥底に秘めている。
◆
赤井side
「お待たせしました」
ある女性に、そう挨拶をした。
「いいえ。私が早く来ただけよ、
気にしないで。赤井君」
「君だなんて、若い奴に付けるモノですよ。
____宮川……ビビアンさん」
そう名を呼ぶと、女性は綺麗な
彼女と同じ微笑みを浮かべた。
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暁の雨 - Aliceさん» ありがとうございます! (2017年6月26日 18時) (レス) id: e8dddc3b1a (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - 続編おめでとうございます (2017年6月24日 9時) (レス) id: 1a1e66043f (このIDを非表示/違反報告)
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