【合作】彩は愛され恐怖症

本編19話by瀬夢 ページ26

思い違いだろうと思い違いじゃなかろうと、私は＿

私は＿＿絶対白九尾と手を組んでこの世界を変えるっ！

妖怪界のトップと人間界のトップ

(だって政治家だろうと私の力よりしただし。)

が手を組めば今まで出来なかった妖怪と人の共存が出来るかもしれないっ！

共存どころか仲良く出来る可能性もあるかもじゃないかっ！！

｢…明日までなんて、待てないかなぁ…。｣

私は下に行って璃瑠が帰ってきてないかを確認する。

…居ない。

あーもうっ！なんでいな

｢ただいま…。｣

……。

｢璃瑠っ！あ、ああのさっ！話したいことあるんだけど！｣

興奮してて早口になってるね、うん。

知らんけど。←

｢えっあの…｣

｢リビングッ！リビングで話そっ！｣

｢う、うん。｣

しょうがないなぁ、という笑みを顔に浮かべながら頷いてくれる璃瑠の優しさに感謝しながらリビングまで手を引いていく。

｢で、えっと、話ってなに？｣

｢…璃瑠って、白九尾でしょ？｣

そういった途端身構える璃瑠に慌ててストップをジェスチャーで教える。

｢…多分、雅も、論も、留洟も留雫も。妖怪でしょ？｣

少し諦めたかの様なため息に、少し苦笑いする。

｢なんで、分かったの？｣

｢いやぁ…クs…若武と喧嘩した時にもう妖力が大量に流れ出てるしさ、質がほかの妖怪と全然違うんよ、そりゃわかる。｣

｢あの時かぁ…。
…で、どうするの？私を殺すの？｣

殺す…？

｢ま、まさかっ！！なんで殺さなきゃならんのよっ！逆よ逆っ！協力して欲しいのっ！｣

｢協力…？｣

｢人間と、妖怪の共存の為に協力、お願い出来ない？｣

｢………は？｣

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