【合作】彩は愛され恐怖症

本編6話by瀬夢（rhyme） ページ13

全くさぁ〜、彩も璃瑠も二人揃って私の弁当忘れてくとかどうかしてんでしょ。

しかも財布忘れてってるから買えもしないし…

秀明につき、当たりを見渡すと見慣れた後ろ姿。

陽向「論！彩！」

彩「あ…ひな、た…」

私は直感で状況を悟ったが、一応聞く

陽向「論、今日もしかして誰か彩に触った？」

論「あ…解りませんが、相当璃瑠がお怒りで…」

まじかー

陽向「ありがとう、論。彩、大丈夫だからね」

彩「あ、うん…」

論「いえいえ」

私は急いでカフェテリアへ向かう

何度か弁当をどっちかが忘れてくという事態が起きたことがあるから、場所は把握出来ている

全く、世話の焼ける家族だ…

カフェテリアに着くと、璃瑠と若武が交戦中

私は二人に近づき、2人が硬直した瞬間を狙い、カッターをそれぞれの首元に当てる

陽向「これ以上やるのは、許さない」

璃瑠「…はぁ…はいはい」

若武「なっ！てめぇ誰だよっ！入ってきてんじゃねぇよっ！」

陽向「自分の状況を見てものを言え愚者が」

おっと巫女モードが出てしまった

危ない危ない

黒木「若武、座れよ」

上杉「お前誰だよ」

何こいつ…上から目線でものを言いやがって…！

陽向「相手に聞く時は自分から名乗りなさいよ。常識を知りなさい」

どうしてだろ、巫女モードしまえねぇw

上杉「ﾁｯ!上杉和典。で、お前は誰だ」

陽向「私は紅月陽向。宜しくね、上杉さんっ！」

嫌味たっぷりで言ってやったよ！

陽向「璃瑠っ！」

璃瑠「ん？」

陽向「帰るよっ！」

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