Episode24【硬い口】 ページ26
するといきなり、隣の部屋から怒鳴り声が聞こえて来た…
誠「あ〜あ、こっちが時間かかってるからアイツらもイライラしちゃってるよ…」
『何…?どういう事…?』
誠「説明が長引いたね…本題に移ろう」
ガタンッ
『ッ…!』
急に手を離され、重力に従って椅子が元に戻る
誠は私から背を向けて、奥にある椅子に座った
最初は見えなかったけど、今は目が慣れてしっかり見える…
ボスが座っている椅子には程遠いけど…社長になる器だけはあるみたい…
ムカつく…
誠「Vは何処?」
『……は?』
誠「だから…Vだよ、君のボスでマフィア界のKING…何処…?」
そんなの…
『言うわけないでしょ?この口は硬いから諦めて…?』
わざと片眉を上げて余裕そうに言った
誠「………フフ…ハハハッ!やっぱり君は最っ高だよ、僕の目に狂いは無いね!」
誠は右足を組みながら高らかに笑った
誠「君がボクに騙されてる間、不覚にも君に惚れ込んでしまったんだよ…我ながら子供だね…君の笑顔や仕草に釘付けになった」
『だから何?私の事が好きなら解放しなさいよっ!』
誠「も〜お!だからVの居場所を言いなよ、そしたら君は自由だ」
『嫌だっ!言わないっ!』
シュル…
…?
私が叫び声を上げた時に、少し手首のロープがずれた気がした
動かせば解けるかも…
モゾモゾ…
誠「君言ったよね…?『上手く出来たらご褒美あげる…』って…」
『ッ…!いつの話…?』
私は手首を動かしながら聞いた
モゾモゾ…
誠「う〜ん…4時間くらい前?とにかく言ったんだよ、だからご褒美頂戴?Vの居場所…教えて…?」
『嫌だっ…教えないっ!死んでも教えない‼』
誠「…………チッ」
…!
私が睨むと、誠は今までの表情と一変して暗く冷たい表情になった
モゾモゾ…
誠「僕さ…嘘つく人嫌いなんだよね…」
シャキン…
『…‼』
ナイフ…
誠「それにその目…そんなにVが大事…?」
誠がナイフをぎらつかせながら立ち上がる
モゾモゾ…!
早く解けろ!このまま私が○んだら…!
ボスが危ない…‼
誠「応えろ‼‼」
ピタッ
『ッ…!』
首に冷たいナイフがくっつき、ゆっくり引かれて行く
解けろ…
解けろ‼‼
シュル
その瞬間、私の手首は自由になった
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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alice rose(プロフ) - まっちゃ。さん» ありがとうございます!かっこいいなーくんたちを書けれて私も楽しかったです!これからも頑張ります!(●´ω`●) (2021年6月6日 21時) (レス) id: b029b97bf5 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃ。(プロフ) - 遅れました汗完結おめでとうございます!全員かっこよすぎてもう…!!これからもがんばってください! (2021年6月6日 21時) (レス) id: 54ff6d8d55 (このIDを非表示/違反報告)
alice rose(プロフ) - 星奈さん» ありがとうー!ずっと読んでてくれて嬉しいよ!(●´ω`●) (2021年6月5日 18時) (レス) id: b029b97bf5 (このIDを非表示/違反報告)
星奈(プロフ) - alice roseさん» おめでとうー!よかったよ! (2021年6月5日 18時) (レス) id: 91cc59a311 (このIDを非表示/違反報告)
alice rose(プロフ) - 緋桜ひよ子さん» 本当ですか!?他の作品も見て下さって…本当に嬉しいです、こちらこそありがとうございますm(_ _)m (2021年6月5日 16時) (レス) id: b029b97bf5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:alice rose x他1人 | 作成日時:2021年2月19日 17時