ママが帰ってきた！？

No.10 ページ10

ーーーF sideーーー





久しぶりに１人で寝た夜



君の夢を見たよ？






やっと会えた....




やっとAに陽月のこと話せる....





そう思って君に触れようとした時

やっぱり消えてしまう君....









目を開けた時に



ぁあ....夢か....



"やっぱりな"って思ってしまった






いつだって君は



俺の前からスーッといなくなる







太｢....はぁ............｣





コンコン






ベットに寄りかかったまま
ため息を漏らした時



聞こえてきたドアのノック音









太｢....はい？｣




少しだけドアを開けて覗くと


マネージャー




マネ｢あ、藤ヶ谷さんおはようございます！｣



太｢....おはよ｣



マネ｢早速なんですが
昨日撮った番組で
1部取り直しがあるみたいなんで

その撮影終わり次第の帰りになります。


ですから....東京戻るの

夕方の6時近くなると思うので

よろしくお願いします！｣






太｢.....うん、わかった｣








パタンとドアが閉まった









なんか........やる気でないな....














この時の俺は


自分の限界がすぐそこまで

来ていることに

気が付いてなんかなかった

No.11→←No.９

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す