No.8 ページ8
ーーーT sideーーー
玉「よしっ!
ゆーたんち行こっか!」
陽「うんっ!」
元気よく
玄関に走り出した陽月の背中を見てから
俺は振り返って
仏壇をもう一度見た
ねぇAちゃん?
陽月の中で
何か....変わってきてるね
いつかこんな日は必ず来るって
思ったけどさ
俺はただ....ガヤが心配だよ
また壊れたりしたら....どうしたらい?
玉「............はぁ」
帰ってくるはずのない質問したって
意味ねーっつの
陽「ゆーたー!
おいてっちゃうよー!」
玄関で靴まで履いて
準備満タンな陽月が叫んでる
玉「はいよ、行きますか〜」
マンションの下まできて
腕時計に目をやると
タクシーが到着するまで
まだ10分くらいある
玉「ひづき〜
まだタクシー来るまで時間あるから
そこの公園いくー?」
陽「いくぅーっ!」
マンションの目の前にある
大きくはない公園
夕方だからそんなに賑わっていないけど
まだちらほら人がいた
あ、ノー変装だ....俺
バレないかな〜?
ま、いっか 笑
陽月は公園に入るなり
ブランコへ直行
俺は一休み〜♪
ベンチに腰掛けて
ブランコに乗る陽月を見学
ふらっと陽月の横にやってきた
同い年くらいの女の子
ここまで聞こえないけど
笑いながら何か会話をしてる2人
すぐ仲良くできるとか
子供すごっ 笑
「まな〜!そろそろ帰るよ〜」
「はぁーーーーいっ」
あの子、まなちゃんってゆーのか
お母さんが迎えにきて
陽月にバイバイって
手を振って帰っていく
「今日の夕ご飯何がいい?」
まな「んとねー、エビフライ!」
「また?!
まなはエビフライ大好きだねー 笑
よし、ママがおっきなエビフライ
作ってあげるから
帰ったら手を洗うことー!」
まな「はぁーい!」
俺の横を
通り過ぎる時に聞こえてきた会話
あまりにも幸せで
陽月にとって残酷な会話
そんな会話をする親子を
ブランコから見つめている陽月
親子の姿が見えなくなるまで
見つめた後
陽月は下を向いてしまった
....ブランコは揺れていない
プップー
玉「........ひづき?
車来たから........行こ?」
俺はこんな時
なんて声をかけてやればいいのか
わからなかったんだ
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あー(プロフ) - 久しぶりに読んでも泣いてしまいます。 色々大変だと思いますが更新楽しみに待っています。 (5月31日 10時) (レス) @page26 id: 2ca9966fa0 (このIDを非表示/違反報告)
あー(プロフ) - この小説を読まして頂いて涙が出てこの後どうなるのか続きが気になります。更新楽しみに待っています。 (2021年3月25日 23時) (レス) id: 04cdb41ac9 (このIDを非表示/違反報告)
mi.FMN@(プロフ) - mi.FMNって書いてあるのですが、元、miriaです!ので宜しくです(^-^ゞ (2020年5月20日 20時) (レス) id: 421a7320b0 (このIDを非表示/違反報告)
mi.FMN@(プロフ) - そうなんですね!すみません、でもめっちゃ楽しみにしてます! (2020年5月16日 20時) (レス) id: 421a7320b0 (このIDを非表示/違反報告)
ちぴ(プロフ) - この小説を読んでるだけで涙が止まりません。これからも、更新楽しみに待っています!! (2020年4月14日 1時) (レス) id: 5d78315c20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:curomu | 作成日時:2017年2月25日 8時