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No.22 ページ22

ーーーT sideーーー





陽月の部屋をトントンと優しくノックして

返事のないドアをゆっくり開ける









玉「おーい、ひぃーづきさんっ

ゆーたが来たよおー.....って.........は?」






.....いやまさかね





.....そんなわけねーよって







.....なにこれドッキリ?







.....俺、ついに頭イカれた?









陽「ゆーたぁ!


ねぇ、みてゆーた!ままだよっ!


ひーちゃんのままが帰ってきてくれたの!!」





そう嬉しそうな陽月の後ろで

戸惑ってるような顔している................Aちゃん







今俺の目に映されてる映像は

本物なんだろうか?



現実味のない映像が

ただ映し出されている



それに対応する事もできないまま

俺はただ...ただ君を見つめた




玉「.............ッツ」





.....ずっと会いたかった君を。









陽「.....ゆーたもみえないの?」




玉「..........いや、...見えて.........るよ」




そう言うと

ハッと驚いたような顔をしたAちゃん


そしてパーッと花が咲いたように喜ぶ陽月




陽「やったー!ゆーたにも見えるんだ!

ほら!ひーちゃんうそつきなんかじゃないもん!」





部屋の入口から

動けないままの俺の足は震えてる







玉「Aちゃん.........なんだよね...?」









「.........久しぶり、玉ちゃん」







君がそう




俺の名前を呼んだ瞬間




俺に笑顔を向けた瞬間





何かが切れたように


ガクッと膝が折れて地面についた






玉「.....ッ.....Aちゃ..ん」





「驚かせて.....ごめんなさい



私もこんなこと

まだ信じられなくて、」





玉「ごめん、まだ俺.....何も理解できてないわ.....




.....でも



.....そんなことより




会えたことが嬉しい.....やべ泣きそ」





陽「ゆーたなかないで?」

俺の方に駆け寄って
頭を撫でてくれる陽月






「太輔には.....見えなかったの.....




だから大人には見えないのかと思ったんだけど



....違ったみたいだね」





玉「そっか、ガヤは見えないのか.....」






「ずっとそばにいたの.....太輔と陽月の.....



でも今日突然.......陽月に見えて..」




ずっとそばにいたんだね、





よく考えたらさ.....


そういえばこの家は



来る度に少しだけ君の香りがしてた

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あー(プロフ) - 久しぶりに読んでも泣いてしまいます。 色々大変だと思いますが更新楽しみに待っています。 (5月31日 10時) (レス) @page26 id: 2ca9966fa0 (このIDを非表示/違反報告)
あー(プロフ) - この小説を読まして頂いて涙が出てこの後どうなるのか続きが気になります。更新楽しみに待っています。 (2021年3月25日 23時) (レス) id: 04cdb41ac9 (このIDを非表示/違反報告)
mi.FMN@(プロフ) - mi.FMNって書いてあるのですが、元、miriaです!ので宜しくです(^-^ゞ (2020年5月20日 20時) (レス) id: 421a7320b0 (このIDを非表示/違反報告)
mi.FMN@(プロフ) - そうなんですね!すみません、でもめっちゃ楽しみにしてます! (2020年5月16日 20時) (レス) id: 421a7320b0 (このIDを非表示/違反報告)
ちぴ(プロフ) - この小説を読んでるだけで涙が止まりません。これからも、更新楽しみに待っています!! (2020年4月14日 1時) (レス) id: 5d78315c20 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:curomu | 作成日時:2017年2月25日 8時

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