No.21 ページ21
ーーーT sideーーー
仕事を早めに切り上げた俺は
ガヤのマンションに急いだ
マンションの前には女の人の姿
ん?
あれって.....
玉「.....サエちゃん?」
サエ「あ、玉森くん!
玉森くんもたいちゃんちに用事?」
サエちゃんは2年前
有名なディレクターの直哉さんと結婚して
今ではちょくちょく雑誌に
読者モデルとして出たりしている
Aちゃんが居なくなってから
陽月とガヤを陰ながら支えてる彼女を見て
俺もやっと彼女と打ち解ける事ができた
玉「ちょっと.....ガヤが心配で、
陽月のこと預かろーかなって」
サエ「え.....たいちゃん大丈夫なの?」
玉「ん.....電話では元気なかったけど
取り乱したりは....してなかったかな」
サエ「サエ、直哉がハワイに仕事行ってて
ひーちゃんとたいちゃんに
おみやげ届けてやれって言うから
来てみたんだけど.....
また今度にした方がいいかな?」
玉「いや、大丈夫じゃん?
一緒に行こうよ?」
サエ「うん、」
ピンポーン
ガヤんちのドアを
緊張して開けるのは
あの日.....ガヤを探しに来た日以来だ.....
ガチャ
ゆっくりドアが開くと
顔色の悪いガヤ
太「.....ょ、玉.........とサエも一緒?」
玉「マンションの下でたまたま会ってさ」
サエ「たいちゃん久しぶり!
これ、直哉からハワイのおみやげ♪」
太「ぉお.....サンキュ
いつも悪いな、
この前もエビフライ届けてくれたんだって?」
サエ「そんなの気にしないでょー!
サエのヘッタクソなお料理でよければ
いつでも♪」
太「まぁ、入って」
「おじゃましまーす」
って俺とサエちゃんが玄関に入っても
陽月のお出迎えはない
いつもだったら
ドタバタ出てくるのに.....
玉「ガヤ.....陽月、部屋?」
太「.........ぁあ....」
玉「ちょっと俺
様子見てくるよ」
太「.........ん、」
小さく頷いて
うつむいたまま
リビングに戻っていくガヤを見て
俺とサエちゃんは目を合わせた
サエちゃんは俺に
うん。
って頷いた後
サエ「たいちゃーん!
お茶入れよ!おみやげあるから
みんなでおやつにしよっか♪」
わざと
いつも通りに
ガヤの後に続いてリビングに向かったサエちゃん
きっと俺もサエちゃんも
思うことは同じで
ただガヤが心配で
ただ陽月が心配で
それだけだった
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あー(プロフ) - 久しぶりに読んでも泣いてしまいます。 色々大変だと思いますが更新楽しみに待っています。 (5月31日 10時) (レス) @page26 id: 2ca9966fa0 (このIDを非表示/違反報告)
あー(プロフ) - この小説を読まして頂いて涙が出てこの後どうなるのか続きが気になります。更新楽しみに待っています。 (2021年3月25日 23時) (レス) id: 04cdb41ac9 (このIDを非表示/違反報告)
mi.FMN@(プロフ) - mi.FMNって書いてあるのですが、元、miriaです!ので宜しくです(^-^ゞ (2020年5月20日 20時) (レス) id: 421a7320b0 (このIDを非表示/違反報告)
mi.FMN@(プロフ) - そうなんですね!すみません、でもめっちゃ楽しみにしてます! (2020年5月16日 20時) (レス) id: 421a7320b0 (このIDを非表示/違反報告)
ちぴ(プロフ) - この小説を読んでるだけで涙が止まりません。これからも、更新楽しみに待っています!! (2020年4月14日 1時) (レス) id: 5d78315c20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:curomu | 作成日時:2017年2月25日 8時