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No.11 ページ11

ーーーT sideーーー



朝起きて陽月と一緒に
朝昼兼用の
簡単なご飯を作って食べているとき

俺の携帯が鳴った




玉「あ、ひづきーパパからだっ」


陽「パパー!」




嬉しそうにご飯を食べながら
電話に出ようとする俺を見つめる陽月が

可愛くて仕方ない




玉「はいはぁーい」


太「あ、玉?おはよ


今日さ、ちょっと
帰りが遅くなりそうなんだ


玉も夕方から仕事だっよな?」



玉「あ、うん」



太「悪いんだけどさ、

陽月をひまわり園って託児所に
連れてってもらってもいいかな?」



玉「ひまわり園?」



太「シッターさんが来れない時
たまに陽月のこと預けてるとこなんだ」



玉「ん、りょーかい

LINEで住所送っといて〜」








ガヤとの電話を切った後

陽月を見ると




陽「................」



小さいフォークを持ったまま
食べかけていた
ご飯のプレートを見つめていた



玉「ひづき?

どーしたん?」



陽「........ひー行かない」



玉「??


あ、ひまわり園?」




コクンと首を縦に振る





玉「なんでー?


嫌いなお友達でもいるの?」




今度はブンブン左右に首を振った




玉「じゃ、なんで?」




陽「................ぃゃ」




小さい声でイヤだと言う陽月は

下唇を噛んで目に涙を貯めていた




え、まじでどーしたの 汗




玉「ひー、唇怪我するから噛まないの」




優しく柔らかい唇に触れると
ダムが崩壊したように

涙がポロポロ零れだした




玉「ちょっ、ひづき

まじでどーしたの 汗」




陽「みんな....ッヒッ....みんなは

ママが....ッ....お迎えに来る....の、....に」






あぁ........なるほどな........




ガヤのマンションで

仏壇前の陽月を思い出した





やっぱりママが恋しいんだ....




自分だけみんなと違って



寂しいんだ....








でもさ、陽月




そんなふうに泣いたら



ガヤは壊れちゃうよ........








って....


こんな小さい子に


我慢しろなんて酷なこと言えねぇーよ....

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あー(プロフ) - 久しぶりに読んでも泣いてしまいます。 色々大変だと思いますが更新楽しみに待っています。 (5月31日 10時) (レス) @page26 id: 2ca9966fa0 (このIDを非表示/違反報告)
あー(プロフ) - この小説を読まして頂いて涙が出てこの後どうなるのか続きが気になります。更新楽しみに待っています。 (2021年3月25日 23時) (レス) id: 04cdb41ac9 (このIDを非表示/違反報告)
mi.FMN@(プロフ) - mi.FMNって書いてあるのですが、元、miriaです!ので宜しくです(^-^ゞ (2020年5月20日 20時) (レス) id: 421a7320b0 (このIDを非表示/違反報告)
mi.FMN@(プロフ) - そうなんですね!すみません、でもめっちゃ楽しみにしてます! (2020年5月16日 20時) (レス) id: 421a7320b0 (このIDを非表示/違反報告)
ちぴ(プロフ) - この小説を読んでるだけで涙が止まりません。これからも、更新楽しみに待っています!! (2020年4月14日 1時) (レス) id: 5d78315c20 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:curomu | 作成日時:2017年2月25日 8時

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