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No.4 ページ4

ーーーT sideーーー




玉「ぅん、そうなんだ....



ミツにも
もっと早く説明しとけば良かったね


....ごめん」




待合室でミツからの着信を取った俺は

Aちゃんの事を

携帯の向こうにいるミツに話した





北「いや....俺も何も知らなくて....

藤ヶ谷に悪いことしたわ........




で、今藤ヶ谷は?」




玉「....ん

なんか本当にもう時間ないらしくてさ....


病室に二人きりにしてきたんだ」





北「そっか.....玉....任せっきりで悪いけど

藤ヶ谷のこと頼むな?



玉も辛いのにな....」




玉「........え?........俺?」





北「好きだったんだろ?

............その子のこと」




みつにはすべてお見通しなんだな




玉「........ぅん、すごくね....


でも....大丈夫だよ」




北「その時が来たらさ....


俺も支えるし

出来る事はするからさ」





みつはいつも大人で

結局ちゃんと話せば理解してくれる



俺らメンバー全員
今まで何度みつに甘えてきたかな?








みつとの電話を切って


病室に戻ろうとすると




病室の方から聞こえてきた叫び声



太「い....やだ....、



辞めてくれ....ッ....





イヤだッ!!」




それは誰でもないガヤの声で



その声から間もなく

ドアから飛び出してきたガヤ






玉「ちょッ!

ガヤ、どうしたの!?」



咄嗟に掴んだガヤの腕




太「離せ....よ」





玉「何で!?


最後まで
Aちゃんのそばにいてあげてよッ!」




太「最後なんかじゃねーよ!


Aは死なないし

家に帰ってれば

絶対帰ってくるんだよ!」




ねぇガヤ....

お願い....現実を受け入れてよ....



そんなガヤ見てるの辛いよ....




なによりも

Aちゃんはガヤと一緒にいたいんだよ?








ピーーーーーッ




俺達にいる廊下まで聞こえてきた電信音





太「........ッ!」



ガヤは

ハッとした表情で

口を覆った手はガタガタ震えてる




玉「せ、先生呼ばないと!」




太「イヤだ........イ....、ヤだ....」




そう言いながらガヤは

走り出してしまった




もう追いかけてる時間はない




俺は急いで病室に入ってナースコール




看護師「はい?」



玉「い、意識がッ薄れてて!」



看護師「すぐ行くので
声をかけ続けてください!」

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あおこ(プロフ) - 数時間後には仕事なのに、、12時すぎてから見たらダメでしたね、、深夜に見ちゃダメでした、涙が止まりません、、すごい作品に出会ってしまいました、、続編があるなら読みたいです。 (2020年4月3日 3時) (レス) id: 8d319b548e (このIDを非表示/違反報告)
ぱる - シリーズ全て読みました。全て読み終えてから、涙が止まりませんでした。最後まで読んでとても暖かい気持ちになりました。続編も期待しています。応援しています。 (2018年4月10日 23時) (レス) id: 50d881483b (このIDを非表示/違反報告)
mi-chan(プロフ) - はじめまして。たまたま続編のほうから読ませていただき、本作品も一気に読ませていただきました。大号泣しました。最初は大輔くん酷いと思っていましたが、それぞれにそれぞれを守ろうとしていたんですね…できればもう少し3人で幸せに暮らしてほしかったな… (2018年1月15日 23時) (レス) id: ac736514eb (このIDを非表示/違反報告)
しんはな(プロフ) - こんにちは。このシリーズ全て読ませていただきました。そして今回は2回目だったのですが、もう涙が止まりませんでした。思うことがありすぎて言葉にできません。本当に感動する素晴らしい作品でした。続編も楽しみにしています。これからも頑張ってください。 (2017年4月3日 15時) (レス) id: ceb1558063 (このIDを非表示/違反報告)
栞奈 - 全部小説読みました!最初は凄いな…と思っていたけど途中から涙が止まりませんでした!続編楽しみにしていますっ! (2017年3月29日 5時) (レス) id: c757764a85 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:curomu | 作成日時:2016年8月15日 0時

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