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No.15 ページ15

ーーーT sideーーー






玉「........やっぱりここかッ」




必死に追いかけて

ガヤの家の地下駐車場に着くと




探していた

黒く光るガヤの車





きっとここだと思ったんだ









急いでエレベーターに乗り込んで



ガヤの部屋を目指した






玉「はぁ....、はぁ....ッ」



息が切れそうなほど走る



このまま心臓が

止まっちゃうんじゃないかって思うほど....









部屋の前に着いて


ドアノブを握ると

不用心にも空いているカギ





中に入ると




............音がしない









玉「え........ガヤ........いないの?」









返事もなくて





不安はどんどん募っていく


焦るように

中に踏み入れる足を急がせた








玉「........ッ」





リビングはグチャグチャで



Aちゃんが綺麗にしていた

リビングは跡形もない........




部屋の隅にある

ベビーグッズもグチャグチャに倒されていて


俺は声も出ないほど

胸が痛くなってただその場を眺めた








........、


ガヤは....どこ?






我に返って


寝室、浴室、

全部の部屋を見て回ったけど








ガヤの姿はなかった









....遅かった?







どこに行ったの?....ガヤ









玉「........ッ!?


もしかして....」






ねぇ


もしかしてAちゃんに

会いに行ったの?




Aちゃんの眠ってる葬儀場に

....ガヤは........いるの?









早く行かなきゃ....



ガヤがAちゃんと会って

現実から逃げてしまう前に....









俺はリビングのテレビ台の棚から

Aちゃんに頼まれたモノを

取り出して





再びガヤを見つけに飛び出した









ガヤの車は駐車場にあったはず





もし走ってるなら

追いつくかもッ









俺は躊躇なく

アクセルを踏み込んだ







お願いだ........ガヤ




........ガヤまでいなくなったりしないでよ

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あおこ(プロフ) - 数時間後には仕事なのに、、12時すぎてから見たらダメでしたね、、深夜に見ちゃダメでした、涙が止まりません、、すごい作品に出会ってしまいました、、続編があるなら読みたいです。 (2020年4月3日 3時) (レス) id: 8d319b548e (このIDを非表示/違反報告)
ぱる - シリーズ全て読みました。全て読み終えてから、涙が止まりませんでした。最後まで読んでとても暖かい気持ちになりました。続編も期待しています。応援しています。 (2018年4月10日 23時) (レス) id: 50d881483b (このIDを非表示/違反報告)
mi-chan(プロフ) - はじめまして。たまたま続編のほうから読ませていただき、本作品も一気に読ませていただきました。大号泣しました。最初は大輔くん酷いと思っていましたが、それぞれにそれぞれを守ろうとしていたんですね…できればもう少し3人で幸せに暮らしてほしかったな… (2018年1月15日 23時) (レス) id: ac736514eb (このIDを非表示/違反報告)
しんはな(プロフ) - こんにちは。このシリーズ全て読ませていただきました。そして今回は2回目だったのですが、もう涙が止まりませんでした。思うことがありすぎて言葉にできません。本当に感動する素晴らしい作品でした。続編も楽しみにしています。これからも頑張ってください。 (2017年4月3日 15時) (レス) id: ceb1558063 (このIDを非表示/違反報告)
栞奈 - 全部小説読みました!最初は凄いな…と思っていたけど途中から涙が止まりませんでした!続編楽しみにしていますっ! (2017年3月29日 5時) (レス) id: c757764a85 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:curomu | 作成日時:2016年8月15日 0時

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