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No.2 ページ2

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ぁあー....ヤバイなって

思った時には既に意識が薄れてて


自分の身体を支える事はできなかった




床に打ち付けられ身体の衝撃を最後に

意識を手放した









なんだかフワフワとした意識の中で

なにやら慌しい人の声が聞こえる




ここは何処?




目を開けたいけど

瞼が重い







だけど

ぁ....病院だ........



そう気がつくまで
あまり時間はかからなかったのは




....薬品の香りが

私を包んでいたから









凄く凄く重く感じる自分の腕を動かして

お腹に触れて


赤ちゃんが


元気に動いてる事に安心した時



再び意識を手放した









「............んッ........」





なんだか


太輔の香りがする





優しい匂い




大好きな匂い





その匂いの持ち主に会いたくて






重い瞼をゆっくり開けると


私の手をギュッと握りしめてる太輔が

ベットの横に座っていた






「....た........い....、、....す....け?」



自分でも絞り出す様な声しか

出ないことに驚いた






太「A!?


気がついた!?


先生呼んでくるからな!!」



そう立ち上がった太輔の腕を掴んで

引き止めた







きっともう私には時間がない



太輔と過ごす時間が一秒だって惜しかった






「行か....、ない....で........」




太「........でも........ぅ....ぅん、わかった」



何かを考えた後


また椅子に腰をかけて


私の手を包み込んでくれた太輔





包み込みすぎて

手が....痛いよ 苦笑









神様



一秒でも長く太輔と一緒にいたいです






太輔と私と赤ちゃん



家族の時間を






少しでも長く与えてください

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あおこ(プロフ) - 数時間後には仕事なのに、、12時すぎてから見たらダメでしたね、、深夜に見ちゃダメでした、涙が止まりません、、すごい作品に出会ってしまいました、、続編があるなら読みたいです。 (2020年4月3日 3時) (レス) id: 8d319b548e (このIDを非表示/違反報告)
ぱる - シリーズ全て読みました。全て読み終えてから、涙が止まりませんでした。最後まで読んでとても暖かい気持ちになりました。続編も期待しています。応援しています。 (2018年4月10日 23時) (レス) id: 50d881483b (このIDを非表示/違反報告)
mi-chan(プロフ) - はじめまして。たまたま続編のほうから読ませていただき、本作品も一気に読ませていただきました。大号泣しました。最初は大輔くん酷いと思っていましたが、それぞれにそれぞれを守ろうとしていたんですね…できればもう少し3人で幸せに暮らしてほしかったな… (2018年1月15日 23時) (レス) id: ac736514eb (このIDを非表示/違反報告)
しんはな(プロフ) - こんにちは。このシリーズ全て読ませていただきました。そして今回は2回目だったのですが、もう涙が止まりませんでした。思うことがありすぎて言葉にできません。本当に感動する素晴らしい作品でした。続編も楽しみにしています。これからも頑張ってください。 (2017年4月3日 15時) (レス) id: ceb1558063 (このIDを非表示/違反報告)
栞奈 - 全部小説読みました!最初は凄いな…と思っていたけど途中から涙が止まりませんでした!続編楽しみにしていますっ! (2017年3月29日 5時) (レス) id: c757764a85 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:curomu | 作成日時:2016年8月15日 0時

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