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35話 ページ36

ポトッ


『ぐぁぁぁ〜!!またダメか〜!』


私は猫のストラップを取ろうと必死にUFOキャッチャーをしていた


だが、なかなか取れない


『な、なんで取れないの〜!?』


デカいやつは取れたのに、何故小さいものが取れないのか


「Aはん、ストラップ取るの苦戦しとるなー…」


デカいやつは取れるのになぁ…とこはく君も同じことを思っていたらしい


『ん〜なんでだろ…』


私はガックリと肩を落とした


実はこの猫のストラップにもう1100円と、小さいUFOキャッチャーにはなかなかの値段を使っていた


『仕方ないけど、諦めよっかな…。』


「え、諦めるん?」


とこはく君が聞いてきた


『うん…あ、待たせてごめんね、ご飯行こ!』


私は気持ちを切り替え歩き出す


「あ、Aはん!」


後からこはく君が話しかけてくる


『どしたの?』


「あのさ、わし…ト、トイレ行きたいから先に行っといてくれんか?」


『え?トイレ?うん、別にいいけど?じゃあ先行っとくね』



「わかった!」


私は歩き出した


1人で歩いていると、横が広く感じる




『ふぅ、さーて何食べよっかな』


私は先にフードコートに着き、ご飯をかおうとしていた


『あ、オムライスだ、食べよ〜』


私はオムライスの店に向かった





『ん〜!美味〜』


私はケチャップオムライスを頼み、それを食べていた


『それにしても、こはく君遅いな〜』


オムライスを食べながら呟く


すると


「Aはん!」


後からこはく君の声がしたので振り向く


『こはく君!遅かったね』


「すんまへん…」


こはく君は私の前の席に腰を下ろす


「実はな、これ」


そう言ってこはく君が前に出したのは…


『え、これ…』


さっきの猫のストラップだった


『なんで…』


「Aはん、相当欲しがってたし取ってあげたい思ってな」


『!』


「それと、偶然この犬も取れてな」


そしてもう1つこはく君が出したのは耳に桜がついた犬のストラップだった


私の猫にも耳に桜がついている


『お揃い…だね!』


「…!そやな」


こはく君が微笑む


『あ、何円使ったの?』


何円こはく君が使ったのか気になったので、聞いてみる


「ん?ええと〜300円ぐらい?」


『ええ!?私でも1000円は使ったのに…』


こはく君すごいな〜と思った


「でも、わしなんかとお揃いで良かったんか?」


そう聞いてくるこはく君


『ううん!こはく君とがいいな!』


そう私は微笑み、答えた

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唏浪(プロフ) - 氷雨さん» その気持ちわかります…!私も推しにされるとヤバいです… (2023年1月1日 21時) (レス) id: fde1dd71ac (このIDを非表示/違反報告)
氷雨(プロフ) - HiMERU様の姫抱き最高なんですが???? (2022年12月30日 21時) (レス) @page49 id: 6b8a2a10b9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:唏浪 | 作成日時:2022年11月20日 19時

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