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25話 ニキsid ページ26

ギュルルルル〜


お腹の音が聞こえてきた


『あ…』


そのお腹の音は宮里さんからの音だった


(宮里さんすごく顔赤いっすね、まぁお腹の音を恥ずかしいと思うのは仕方ないっすもんね)


「宮里さん、お腹空いたっすか?」


そう僕が聞くと、


『あ、えっと…実はお昼パン1個しか食べてなくて…』


『その…お腹…空いてて……』


僕だったら考えられない答えで、目を見開いてしまう


さすがにお昼にパン1個は少ないし、そりゃぁお腹が空くだろうと納得した


『家に帰ってちゃんと作って食べますね』


そう言って帰ろうとする宮里さん


彼女は気づいていないと思うが少しやつれているなと思った


それだけ走って来てくれたことに申し訳ないと感じた


それなら…と思い僕は、


「あ!ちょっと待ってほしいっす!」


彼女の腕を掴み、引き止めた


『どうしたんですか?』


「ここカフェなんで、丁度良いし食べて帰っても大丈夫っすよ!」


そう僕が言うと、宮里さんは少し迷ったものの、 食べて帰ると言ってくれた


「了解っす!何が食べたいとか、リクエストとかありますか?」


そう言うと、宮里さんはシチューを頼んだ


「お待たせしましたー!」


『あ、ありがとうございます!』


シチューが来た時の宮里さんは嬉しそうな目をしていたけど、かすかに寂しい表情をしていた


『人参、お花じゃないんだ…』ボソッ


僕はそう言ってすごく悲しい表情をして言う宮里さんを見た


「ん?お花っすか?」


『あ!いや、なんでもないです!』


僕が聞くと、ハッとして、いつもの表情の笑顔の宮里さんに戻った


「?」


(お花?人参のお花のことっすか?)


僕は普通に切ったから、お花の形じゃなくて、一般の形の人参だ


(あの宮里さんの顔…悲しそうだったっす…)


「シチュー見てたら俺っちも腹減った!ニキ!俺っちにもなんか作れよ!」


そう言う燐音くんの声で我に返った


「はぁ?なんでっすか!嫌っすよ!」


そのやり取りを見て笑った宮里さんは、本当に楽しそうで…


いつまでも、そう笑っていてほしいと思った









_______________


なんと!!順位が付きました!!

すごい!!エゲつないよ!!!(?)

お気に入り登録も、ハートもありがとうございますm(_ _)m
 

初めてのサイドでしたね!

どうでしたか!?

少しニキくん、Aちゃんのこと気になってる感じが…?


これからの展開楽しみにしててくださいね!


唏浪

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唏浪(プロフ) - 氷雨さん» その気持ちわかります…!私も推しにされるとヤバいです… (2023年1月1日 21時) (レス) id: fde1dd71ac (このIDを非表示/違反報告)
氷雨(プロフ) - HiMERU様の姫抱き最高なんですが???? (2022年12月30日 21時) (レス) @page49 id: 6b8a2a10b9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:唏浪 | 作成日時:2022年11月20日 19時

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