246話 大騒音 ページ46
『は.......』
「えっ、」
スルリと傘を通り抜けた私の手と、ポカンとして見つめ合う私たち。
目と目が合ってもこんなに素敵じゃないシチュエーションが存在するとは思わなんだ.....いや、え??なんで今私の腕通り抜け、え、は?????(大混乱)
『あ.......あ、ごめん、私ったら手元が狂ったかな!さ、傘を.......』
_____スカッ
やっぱり、私の腕は空しくも傘を通り抜け、傘に触れることができない。義勇君の腕にすら、触ることができない。
............えっ?
待って、嘘でしょ意味がわかんない、なんで腕が通り抜けるの???何、これ夢?!いや、というかもう夢であれよお願いだから!!(切実)
何度も何度も手を伸ばして、何度も何度も空ぶって。
泣きそう、ねえ待ってホントになんで??この前までは触れてたのに、今は無理とか意味わかんない。本当ふざけんなマジ死んでくれ。(怒)
と、さっきまで私と同じように混乱していた義勇君が、パクパクと口を動かして私を見る。
「あ、飴工ちゃ......か......体が、なんで、なに、」
『えっ義勇君なに、体?体がなんて!?ねぇぇぇぇ半殺しにしないで最後まで言ってよお願いだから!ねえ!?!』
「か、体が......」
怯えたように足を震わせながら、義勇君の口から漏れだす言葉。
_____体が、透けてる。
........................い、
いいぃぃぃぃぃぃぃやぁぁぁぁぁあ本当だ足が透けてる、えっっっっっっっっっ待ってこれどゆこと!?!?!!私いつの間に死んだんだよ、ねえ嘘でしょ冗談だよね!?!??!
えっ待ってもしかして私、今天に召されてる途中ですか?!!?!?!!!??!(混乱)
『ぎぃやぁぁぁぁぁぁあ足だけじゃなくて全身透けてるぅぅぅイヤァァァァァ!!何!?何で!?何があったの!?!?!!(大声)』
「飴工ちゃ、透けて!薄くなってる!!うあぁぁぁぁぁん飴工ちゃん死んじゃやだぁ!!!!(号泣)」
半分パニックで傘を私に振り回す義勇君と、それすら当たらないことがめちゃくちゃショックな私......もう二人で騒音コンビ結成しようか、うんそうしようそれが良いよ。(!?)
もうなんか、聞いて??
傘が体を通過する度に、なんかこう、ゾクゾクするんだってば!!背筋がこう、ね!?!鳥肌って感じ!!!(察して)
_____ピロン
『どおうぇあぁぁぁ!?!!?(発狂)』
「ぎゃぁぁぁぁぁぁあ!!!(発狂)」
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作者名:セブンス・エイカン x他1人 | 作成日時:2020年5月13日 20時