244話 防水加工 ページ44
「すま.....ぴ、ぴんち?って何?」
『っ、ごめん義勇君、錆兎君にやっぱりお皿洗いできないって伝えといて!!ごめん!!!(必死)』
「えっ!?ちょ、ちょっと飴工ちゃん!飴工ちゃん!?」
引き止めてくれる義勇君に心の中で謝りながら、私はその手を振り払う。
ごめん義勇君ホントにごめん、いやごめんね義勇君ごめんね!!!!!ごめん!!!!!!(連呼)
純粋に心配してくれているであろう義勇君の思いを無下にするのは、辛いというか本当生き地獄レベルなのだが。(えっ)
だがしかし、今はそれどころじゃない.......
だって、今この瞬間にも、私の生命の危機が刻一刻と迫っているのだから。(緊迫)
『くっそ見つかんね........うっっっっっっわ目に雨入った!!やだもう最悪だわ本当!!!!』
毎日鱗滝さんたちと一緒に探しに来ていたとは言え、やはり森は広い。
というか森の景色ってどこまで行っても変わらないんだから、方向音痴が一人で来るところではないと少なくとも私は思ってる。(常識)
でも、今回ばかりは大正の人たちを深く巻き込むわけにもいかないし.......
おーいスマホー!私の可愛い可愛いスマホちゃん!(?!)
持ち主の菅野A様がよくわからない森の中でお待ちですーー!至急よくわからない森の中にお越しくださいませお願いだから!!!!!!(ヤケ)
走る間にだんだんと本降りになってきた雨は貸してもらっていた着物を濡らし、髪は首や頬に張り付いてくる。
ちなみに、鬼に切られた髪は鱗滝さんに切り揃えてもらった。鱗滝さん散髪上手すぎた。(現実逃避)
『う゛ー......なんかここ寒____________アダッ』
いっ.................てぇな待って今の何、あ〜なるほど木の根っこか〜〜〜〜本当邪魔くせえ〜〜〜〜!!!!(怒)
スマホ探しばかりに気をとられていると足元の木の根に引っかかり、泥だらけの地面にダイブする。
痛い〜〜ってか臭い!!ガチの泥かよくっっさ!!
やだもう何だよ心底運ないな私、どちゃくそ泣きてえよ涙堪えてるよ今!!!!!(半べそ)
と、その時、少し先に見慣れたスマホカバーが見える。
『っ、あーーーーーー!!見つけたぁスマホやっと見つけた!!!!うわぁぁぁぁぁぁん見つけたよぉぉぉぉぉぉ良かったぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!!(大号泣)』
とりあえず這って移動して、ようやく見つけたスマホを抱き締めて泣いた。(奇怪)
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作者名:セブンス・エイカン x他1人 | 作成日時:2020年5月13日 20時