241話 めっ！ ページ40
『はぁぁぁ、可愛すぎるよ二人とも.....ちょっと怒るよ.....？(情緒不安定)』
明らかにすすり泣きながら言うような言葉ではないが、思った通りを口に出すのが私の売り(？)なので遠慮はしない。
ついでに言うと、俺は男だから可愛くない！って言った錆兎君も可愛すぎて頭抱えた。(変人)
ヤバい、ヤバいよこの子たち。本当可愛すぎるんだよ.......！！久々にね、″年下″って感じの子と会話した気がするの！
時透兄弟やら現代の鱗滝ファミリーやら、そのファンやら.....
揃いも揃って大人びてるのはいったい何なの、私みたいなガキっぽいやつへの嫌味なの？(怒)
ほら、神様って普通こんなに意地悪なもんだっけって思うよね。それともあれかな、神様は好きな子には意地悪したくなっちゃう系のガキんちょかな！？！(バチ当たり)
「えぇ、可愛いのに怒られるの....？」
『めってして怒るよ』
「めっ.....？」
『うん、めって』
「......ところで飴工ちゃん、お腹すいてない？そろそろ朝御飯の準備する？」
『(すごくわかりやすく話題をすり替えられた.....)』
真顔で視線を反らしてきた義勇君につられ、思わず私まで真顔になってしまった今日この頃。
........待って、ぜっっっったい今義勇君に引かれたじゃん。(絶望)
だって、ちょ、だってさ！？
義勇君に今すごい気まずそうにスイ〜って視線を反らされたんだけど！！もう、めっっちゃわかりやすく話題をすり替えられたんだけど！！！！(必死)
真顔でパニクり出した私を見て、錆兎君は全く笑いを隠せてないし........ていうか、もう隠す気すらない気がする。
顔を反らしただけでめっちゃ笑ってるよこの子。
『ちょっと錆兎君、さすがに年上にその反応はないでしょ....！めっ！』
「？いや、多分俺たちの方が年上だと思うぞ」
『いーや絶対私の方が年上だね、だって錆兎君たち何歳よ？』
ちなみに私は１６だから？(得意げ)と言ってポンと胸を叩いて見せると、錆兎君はもちろん、義勇君までこちらを向いて目を見張る。
「「.......えっ、本当に俺たちより年上！？」」
『泣いて良い？(ｽﾝｯ....)』
「えっ、待って待って泣かないで！ごめんってば飴工ちゃん！」
「悪かった、まさか本当に年上とは.....ほら、そう拗ねるなよ」
自分より３、４歳も年下の子に慰められる私とは。(謎)
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作者名：セブンス・エイカン x他1人 | 作成日時：2020年5月13日 20時
