239話 (絶 叫) ページ38
「さあ、ついたぞ。ここが儂等の家だ」
ストンと背中から私を下ろして、鱗滝さんは山の麓にある小屋の前で立ち止まる。
外に置いてある薪割りの道具、すぐそこに広がる大森林。
いや、まっ........な、な、懐かしい〜〜〜!!(涙)
えっ待って、狭霧山の鱗滝さん家来るのは本当久しぶりじゃない??ちょ、ただいま我が家!!!(違う)
また来れて嬉しいよ我が家!!!(ハイテンション)
『.........!(感動)』
「?どうした、遠慮せずに入りなさい。今日からここが君の家だ」
『っはい、ありがとうございます!』
前世で約2年間お世話になった、もうほぼ実家感覚だったこの家だが.......確か私は、初任務以来帰っていなかった気がする。
あくまでも気がするだけだけど、いや、めっちゃ親不孝だったなってねぇ。(しみじみ)
まあ、勿論本当の生みの親ではないけど.....でも、鬼のせいで家族を失った子供たちにとっては、鱗滝さんは皆のお父さんだった。
だってほら、私も1度はここの子供になろうかなって本気で思ったぐらいだ??(え)
そうして「むん!(炭治郎譲り)」と力んでいた私を見ていた鱗滝さんは、再度ぽんぽんと私の頭を撫で、家の戸を指差す。
「儂はまだやることがある、先に入っておけ。子供たちが起きていたら、自己紹介もするんだぞ」
『.......えっ』
ちょっと待ってください鱗滝さん、初っぱな1人は鬼畜すぎますお願い待って。(必死)
立ち去ろうとする鱗滝さんを必死に引き留めるも、効果はなし。
あの鱗滝さん、聞いて!あの、もしも中に前世の自分がいたらどうすれば良いの??え、それ絶対バレるよ明らかに!!
だってだって、前世の自分=炭治郎もいるから....
偽名は勿論、最悪の場合正体までバレても可笑しくない。本当、炭治郎の鼻だけは舐めちゃダメ。(?)
『え、........お、お邪魔.......いや、ただいま帰りました.....?
こっこんばんはチルドレン、今日からお世話になる都呂々飴工ですどうぞよろしくお願いしまっ(((ブホォッ』
「うわぁぁぁぁおっお化け!こっちに来るな、あぁぁぁ錆兎ぉぉぉ!!」
「義勇に近づくな、この幽霊!!男なら正々堂々と朝に来い!」
『ぎゃぁぁぁぁぁお化け!?!ちょっ待ってどこ!?えっ何々これ何、枕?待ってなんで枕飛んできたの?!!?!(絶叫)』
...。
「........あれ、お、女の子?(驚き)」
『.........え、お化けじゃない!(当たり前)』
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はなキー - 私『ちょっとおちt(枕』私『私幽霊じゃな(枕』私『…いいかげんにし(枕』私『(´・ω・`)』 (2020年6月14日 17時) (レス) id: dd70e9fff7 (このIDを非表示/違反報告)
はなキー - 私『檜岳先輩惚れそうッス』無一郎「さすが心変わりが早いはなキー」 (2020年6月13日 16時) (レス) id: dd70e9fff7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:セブンス・エイカン x他1人 | 作成日時:2020年5月13日 20時