236話 狭霧山 ページ35
「儂は鱗滝左近次。鬼殺隊......先程のような鬼を倒す組織のことだ。現役は引退したが、鬼の気配がしたからな」
ついでに言うととてつもない恐怖の匂いがした、と私の怪我を確認しながら話す鱗滝さん。
うん、とりあえずポロポロ泣いた。()
もう色々といっぱいいっぱいだった。本当死ぬかと思ったしスマホはないし、前世と今世両方で知ってる人に出会えた安心感ヤバイ。(感動)
『っ、ぇ..............う、うわぁぁぁ絶対死んだと思ったぁ生きてる!!獪岳さん私生きてるぅぅぅぅ!!(号泣)』
「.....怖かったろう、もう大丈夫だ」
大泣きして(今は初対面である)鱗滝さんに抱きつきながら泣き出す私に、鱗滝さんはそっと大きな手で頭を撫でてくれる。
え......やだ、前世のスパルタぶりはどこに行ったのってぐらい優しい好き.......(好き)
もう、めちゃくちゃ安心するんだよね鱗滝さんのこのおっきい手。余計に涙が止まらなくなるよコンチクショウ!
ただただ醜いんだけなんだけどね、私みたいな可愛くない女が泣いてても!!(涙)
「きっとその獪岳と言う人も、空の上でお前の無事を喜んでいるはずだ。今は思う存分泣けば良い」
『は、はい..................ん....?』
.........あれ、待って今.......鱗滝さん、空の上でって言った?()
思わずその場の雰囲気ではいと答えてしまったが、何気に今聞き捨てならないことを言われたような気がする。
えっちょ、獪岳さん死んだことになってますかねもしかして。(困惑)
ビックリしてそんな鱗滝さんの顔を見上げるも.......うん、普通にそうなってるねこれ。
多分獪岳さんは、鱗滝さんの中で私より先に鬼に殺された存在になってんだな!......え、待って何それちょっとウケる!!(サイコ)
でもまあ、流石に獪岳さんまでこっちに来ることはないだろうし、その辺の詳しい説明が必要になるとも思えない。
だから、ここでの弁解の必要はないだろう。(訳:現状が面白いからこのままで)
「よし、落ち着いたか?なら背中に乗れ、とりあえず今日はうちに泊める」
『えっマジ、今日止めてもらえるの!?.......あれ、まさかゴッド??イエス様???(錯乱)』
「ま......?ごっ.....」
『それは真でございますか、見ず知らずの私にこんなにも親切な貴方は仏のようでございます』
とりあえず横文字伝わらないのに1人でペラペラ喋ってた私クッッソ恥ずかしい。(恥ずか死)
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奏音☆色音(プロフ) - 『獪岳、惚れていい?』無一郎「Noー」『まさかの本人以外からの拒否』 (2020年6月16日 22時) (レス) id: 9c3c6c7419 (このIDを非表示/違反報告)
はなキー - 私『ちょっとおちt(枕』私『私幽霊じゃな(枕』私『…いいかげんにし(枕』私『(´・ω・`)』 (2020年6月14日 17時) (レス) id: dd70e9fff7 (このIDを非表示/違反報告)
はなキー - 私『檜岳先輩惚れそうッス』無一郎「さすが心変わりが早いはなキー」 (2020年6月13日 16時) (レス) id: dd70e9fff7 (このIDを非表示/違反報告)
奏音☆色音(プロフ) - 『夢主ちゃんトリップなう』無一郎「ちなみに」『んー無惨が縁さんに間違えて追われてんので、説得した』無惨「説得という名の実力行使だ」無一郎「こっちは戦国にトリップしてるんだけど」 (2020年6月11日 21時) (レス) id: 9c3c6c7419 (このIDを非表示/違反報告)
はなキー - 私『ありがとう鱗だ…天狗さん』無一郎「お持ち帰り入りまーす」 (2020年6月11日 6時) (レス) id: dd70e9fff7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:セブンス・エイカン x他1人 | 作成日時:2020年5月13日 20時