210話 謝花さん ページ4
「そっちのアンタ、何やってんのよ」
『.....あっ、え、私....?』
ビビって動けない女の子達に睨みを利かせながら、彼女は私の方へつかつか歩いてくる。
先ほど見えたように、長くて美しい、見事な白髪。
大きな瞳。白く麗しい肌。
そして何より、圧倒的な自信に満ちた立ち振舞い。
『じゅ、十二鬼月部の.....謝花さん、』
「?そうだけど。.....というかアンタ、人に取り立てさせる隙を見せてどうすんの?バカなの?死にたいの?」
『ヴッ....言葉の暴力だァ.......(グサッ)』
いやいや、容赦ないっスね謝花さん.....(白目)
どうやら先ほど私を窮地から救ってくれた(?)ヒーローは、学校のマドンナ的存在である謝花梅さんらしく。
しかも助けられたに関わらず、何故か私は謝花さんに詰め寄られているわけで....
え、なんで?(真顔)というわけである。(?)
助けてくれたヒーロー.....じゃない、ヒロイン?に詰め寄られる主人公とか聞いたことないぞ。
なんで死地を抜けた先にも死地が広がってんだよ....!もうそれただの死亡宣言だろ!!(違う)
「.......まあ良いわ。猗窩座や童磨が何でアンタを気に入ってるのか、気になってたし。早く来なさい、コンビニ行くわよ」
すると謝花さんは、暫く私をじっと見たあと、さっと立ち上がってそう言った。
ああ。なるほど、私は今からこの美少女に人質にでもされるのか。(違う)
いやーもう帰りたい....というか、こんな状況でも慌てないとか言う著しい私の危機感覚の欠如がすげえ!!
『あ、はい.......え?コンビニ??(困惑)』
「暑いから、アイス買うのよ」
『えっごめん、私さっきアイス食べた.....「は?」.....いや、食べます食べたいです食べましょう(一息)』
人質かと思えばコンビニだったから、やった!と思ったのに、どうやらそれは束の間の喜びだったらしい。可愛いとは言えど、謝花さん圧めちゃ強い。(滝汗)
え、コンビニで何するの?本当にアイス買うだけ??
大丈夫かな、あの、私を冷凍してアイスにする言いだされない???(失礼)
内心あせあせして謝花さんに付いていくと、どうやら図書館から一番近いコンビニに向かっていることがわかる。
あれ、でも、思ったより普通.....?
『あの、謝花さ___』
「....ねえ、暇だから一週間息止めチャレンジでもしてよ」
『え、死ねと??(真顔)』
普通.........か?(汗)
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作者名:セブンス・エイカン x他1人 | 作成日時:2020年5月13日 20時