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220話 思考放棄 ページ17

テチテチという可愛い効果音で歩く冨岡先生の背中に揺られながら、私は目の前にある先生のモフモフした髪に顔を埋める。

ちなみに、決して下心があるわけでは.................ない。(ある)







「A.....大丈夫?怖いのだめなら言ってくれて良かったのに....」

『ごめんねぇ真菰ちゃぁぁぁん.....(涙)大丈夫だと思ったんだよぉ行く前は......』






皆さん知っての通り、私たちは絶叫ゴンドラ幽霊屋敷という名のアトラクションに乗り込んだ。

私から見ても演出はすごく凝ってたし.......多分、ホラー系が好きな人には大満足のアトラクションなんだと思う。知らないけど。


ただ、ただね。





普通、急に幽霊っぽいのの真ん中を突っ切っていくとか思わないじゃん????(涙)


びっくりするじゃん、そして腰抜かすじゃん???んで半泣きの所にまた幽霊来るじゃん????もうこれは完全なる腐の連鎖だよね。(違う)

終わった頃には腰抜けて歩けなかったから、冨岡先生におぶってもらったわ。マジごめん冨岡先生。







『うぅ........冨岡先生ぇ、ここで泣いて良いですか?髪貸してもらっても良いですか....?』






グリグリと髪に顔を押し付けてそう言えば、う″〜ん....と困ったような唸り声が返ってくる。

いや冨岡先生唸っちゃってるよ、どうすんだよ私!でも、冨岡先生の髪の毛良い匂いだからやめる気はないんだよな。(おい)





「......それは、良くない.....髪が濡れるのは困る」

『じゃあ胸貸して』

「まあそれなら....」

『やだ好き(トゥンク)』






こんなとき伊黒さんなら、一蹴されるんだろうな。一緒に来たの冨岡先生で良かった.......というか多分、伊黒さんならおぶってすらくれてないわ。(遠い目)

まあ、あの人細身だから私をおぶえるのかすら怪しい。


鬼殺隊の頃ならできただろうけど、今は普通の成人男性ってだけだし......(失礼)



でも、何故か腹筋だけはバッキバキ割れてんだよな〜あの人。何やったらああなんるんだろ。

いや〜、妬ましいわ〜マジで!!(嫉妬)








『ちなみに冨岡先生、前を歩いてる錆兎たちは、一体どこに向かってるんですか?』

「さあ.....俺は知らない。先生、わかりま........ん?」

『うわっ』






ピタリと止まった冨岡先生に驚いて、思わずパッと頭を上げる。






『.....先生?あの、どうしたんですか?』

「......た」

『?』







「......迷った」

『は?』







.........え、何て?(思考放棄)

221話 私=迷子製造機→←219話 はい〜も〜設定から無理〜



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作者名:セブンス・エイカン x他1人 | 作成日時:2020年5月13日 20時

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