219話 はい〜も〜設定から無理〜 ページ16
「ここは、元は古くに栄えていた貴族お屋敷です。が、人に騙され裏切られた挙げ句、彼らはその騙した相手に殺されてしまいました。
そして最近、彼らの亡霊の目撃情報が流れているそうなのです.......
今日皆さんには、この屋敷にいるという亡霊の存在を確認してきていただきたい」
ひ、ヒェェ、ガチなやつ........(恐怖)
何分か並んでやっとゴンドラに乗り込めば、何やら案内係のお姉さんらしき人が私たちにこの屋敷の説明をしてくれる。
はい〜も〜設定から無理〜なんです貴族の亡霊って!!なんか嫌だよその幽霊、めっちゃ傲慢そうじゃんか!!!(?)
謎過ぎる所に怒りつつも、とりあえず私はペアになった錆兎の腕をがしっと掴む。
いや無理もう無理、耳元で発狂したらごめん先に謝っとく。(やめろ)
「なかなか面白そうだな......あ、あそこ人の髪が垂れ下がってるぞ。A見たか?」
『え髪!?どっどこ、まさかの人毛とかもう無理泣く......チビったらごめん.....』
「それは本当にやめてくれると助かる。(切実)」
『私だって好きで言ってるわけじゃないけど善処する。(涙目)』
いや本当ごめんよ錆兎、落ちそうだからって帽子も持たせちゃってるしさ。
これでも一応悪いと思ってるよ?私だってね??(説得力皆無)
ただあの、ホラー映画だけで発狂する人間がホラー系アトラクションに挑戦するべきではなかったマジで......死ぬこれ!!うるさすぎて霊に怨まれて死ぬ!!
ブルーベリー館のたけし状態だよ今。もうガタガタ言ってないだけ褒めてって感じ。
「.....うっ」
『?.....錆兎、今何か言った?』
「いや、何も言ってないが」
『ファ』
というか何か聞こえたか?と首を捻る錆兎に、サーっと血の気が引いていくのがわかる。
いや嘘、え?私にしか聞こえなかった系のやつ???(半泣き)
やめてマジでねえ、これ以上私を脅かしたら私が掴まってる錆兎の腕が折れちゃうよ!今もちょっと痛そうに顔しかめられてんだからさ!!
もう本当に、鬼より怖いわマジで........いややっぱそれは嘘、鬼もめちゃめちゃ怖かったけど。
夜急に飛び出してきたりしたときは、ガチでチビるかと思ったもん。(経験済み)
『てか、本当にさっきの何だったの.....?』
「....あ、それ多分俺だ」
『えっ』
真菰につねられた頬が痛くて、とあっけらかんと話す冨岡先生に軽めの殺意を抱いたが、次の瞬間にはもう恐怖で忘れた。(バカ)
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作者名:セブンス・エイカン x他1人 | 作成日時:2020年5月13日 20時