11話 年上の認識とは(哲学) ページ13
「悪かった。まさか年上とは思わなくて....」
『いや、気にしなくていいよ。よく言われるから。あは、あはは.....』
汗をだらだらかきながらも錆兎に笑って見せる。錆兎っていう呼び方は年上だったのが判明してから強制的にそうさせられた。私の人権はいったいどこに。
いや〜でもさ、世の中不公平だね。中学生がこんなにしっかりしてて高校生がこんなに頼りないとか。顔も童顔だしよ。
マジ神様に会ったら文句言いたい......いや、やっぱり不運になりそうだからやめる。
「それにしても、あの伊黒先生が保護者、か。珍しいこともあるものだな」
『あの伊黒先生....??』
いや、伊黒さんいつもどんなイメージ植え付けてんの??錆兎に変に思われてるよ??
あ、でもちょっと良い気味。よしもっとやれ。
ちなみに、年上なのが判明しても未だ私の手は握られてます。これ知識として年上だってわかっただけで絶対実感してないよな。大方の原因私だけど(自覚あり)
と、突然錆兎が立ち止まって、私のお口は錆兎の背中にキッス☆することになった。いや痛ぇ!!
「ついたぞ、ここが職員室だ。......失礼します」
『エッ....(も、もう入るの?心の準備は??あ、錆兎はそんなの要らない?そうかそうか....じゃねえよ、私には要るよ!!私、今、必要だよ!!)』
荒ぶりまくる心と始終真顔(多分)の私の顔面。
あれ、大丈夫??私の表情筋生きてる??そしてそう思いながらもやっぱり真顔。これは生きてる可能性低いな。
悲報、私ノ表情筋死ス。......ってこんなことやってる場合じゃないんだよしっかり、私!!(?)
「ム!どうかしたのか錆兎少年!!その少女は誰だ!?」
「菅野Aです。転校生で....伊黒先生が保護者だそうです。なあ?A」
『あ.......いや、あの。わ、わた、しは....』
「どうした杉原少女!!顔色が良くないぞ!!」
『いやあの、私菅野です....』
第三者が見たら確実に吹き出しそうな会話を繰り広げながら、私はさっと顔を隠す。
いやさっき名前言ったばっかりじゃん...?なんで間違えたよ!誰だ杉原少女!?
でも、私にはこんな調子の話し方をする知人がいた。それも、死に別れをした人だ。
そう、そうだよ、なんで貴方が。
どうしてここにいるんです、煉獄さん。
......あれ、なんかデジャヴ。
(どうでも良い)
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セブンス店ミカン(プロフ) - 廣岡唯さん» ありがとうございます…更新遅すぎて亀どころかもはや石なんですけど(?)頑張ります… (2022年11月15日 23時) (レス) id: 6c6c2cdc4b (このIDを非表示/違反報告)
廣岡唯 - 面白い続きが観たい… (2022年11月2日 14時) (レス) @page27 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
セブンス・エイカン(プロフ) - ミクさん» おー!コメありがとうございます!リクエストですね.....!できるかどうかわからないですが、頑張ります!! (2021年6月13日 13時) (レス) id: b773bec88c (このIDを非表示/違反報告)
ミク - 私は、かまぼこ隊を前世ありにして欲しい! (2021年6月13日 10時) (レス) id: c0f1b840e0 (このIDを非表示/違反報告)
セブンス・エイカン(プロフ) - 点P撲滅隊リーダー兼隊長兼事の発端者。さん» お、おお、お帰りなさい....?とりあえず一周読んでくださったんですね!!あざす!!!ログイン前から読んでいただいていたとは.....嬉しいです!更新ゲロ遅なんですがちびちび頑張っていきたいと思います!!ありがとうございました!!!!(大声) (2021年5月4日 18時) (レス) id: b773bec88c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:セブンス・エイカン x他2人 | 作成日時:2019年11月16日 22時