112話 賑やか ページ32
鼻歌を歌いながらお屋敷の廊下を歩く
お風呂を上がったので、浴衣を着て髪を結ってみた
三人もお風呂に入ったみたいだから、もうご飯だね
そう思い襖を開けると、禰豆子ちゃんが入っているであろう箱がポツンとおいてあった
『禰豆子ちゃん久しぶり、私のこと覚えてる?』
箱に手をおいて話しかけてみるものの、返答はなく
私は静かに箱の隣に座った
『良かったねぇ禰豆子ちゃん、お兄ちゃんにお友達ができたんだって
今までよりもっと賑やかになるよ、楽しみだね』
「....ムー?」
半分独り言のように呟くと、今度は箱から答えが返ってきた
てっきり寝ているものと思っていたため、少しだけ目を見開く
『禰豆子ちゃん起きて...「おいA!!あがったぞ!!」...はいはい、ご飯にしようか』
「ウワーーーーなにその格好!髪!髪が!!首筋が色っぽいよAちゃ「こら!善逸、あまり恥をさらすんじゃない!!」
『あはは、まあまあ落ち着きなよ』
もう一度声をかけようとすると後ろの襖が勢いよく開かれ、伊之助君たち三人が入ってくる
叫びだした善逸をなだめ食事の準備がある部屋に向かえば、そこには美味しそうなお膳が並んでいた
『わ、美味しそうだね...いただきます』
「いただきま「おい権八朗!その煮物よこせ!!」「あ、伊之助!箸を使って食べなきゃダメだぞ!」...おいお前ら渡るんじゃないよ!というか手を合わせてから食え!ほら合掌しろよ!」
『伊之助君、そんなにお腹すいてるなら私の分を食べなさい
炭治郎は私のをあげるから』
「ちょっとAちゃん!?え、待って俺にもあーんして!!」
「こら善逸止めるんだ!あとA、それはAの分がなくなるから遠慮する!!」
食事開始五秒でうるさくなる私たち
賑やかだけど賑やかすぎるぞ?まあ、子供らしくて良いか
『ダメ、炭治郎は食べて?私は要らないから
ほら善逸、あーん』
「A子!これうめぇ!!」
遠慮する炭治郎に煮物を押し付け、伊之助君に天ぷらをあげる
それから善逸にはあーんをしてあげた
下心丸見えだが...うん、弟みたいだから許そう
『伊之助君、お箸を持って』
「あ?俺様は要らねぇぞ!!それより、お前止めろよな!!」
『止めろって...何が?』
「伊之助君ってやつだ!気色悪いからやめろ!」
箸を握らせて使い方を教えようとすると、伊之助君はきっと私をにらんで言った
なんだ、可愛らしいところもあるじゃないか
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セブンス・エイカン(プロフ) - 勿忘草さん» ぬあっ本当ですねバカなことやってる.....すみません.....ただ、実はこれ今の私のアカウントではなく、前のアカウントで書いてたんです。なので、パスワードで開けなくて......本当に申し訳ない、直すことができないんです!すみません、ご指摘ありがとうございました。 (2020年7月26日 21時) (レス) id: b773bec88c (このIDを非表示/違反報告)
勿忘草 - 87話で鋼に「念を帯びている」とありますが、オーラではないのですか? (2020年7月26日 13時) (レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
セブンス・エイカン(プロフ) - 時雨羅さん» 童磨!こう書くんですね......衝動的に書きすぎて名前の漢字すら調べてないとか言うね......一つでも!教えてくれてありがとうございます!とても嬉しいです! (2020年5月9日 20時) (レス) id: b773bec88c (このIDを非表示/違反報告)
時雨羅 - お話とっても面白いです。あと童磨はこう書きます。一つしかわからなくて申し訳ございませんがとりあえず載せます。これからも頑張ってください! (2020年5月9日 13時) (レス) id: 3904cc9db9 (このIDを非表示/違反報告)
セブンス・エイカン(プロフ) - マリアさん» いえいえそんな、、、神だなんて、、、あります((申し訳ございませんでしたァ!! (2019年12月16日 7時) (レス) id: c11c2be27e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:セブンス・エイカン | 作成日時:2019年11月11日 13時