Orange ball 3【青峰大輝】

８１話 ページ22

冷静になった頭で宿舎へ戻る







ぼーっと走っていると

ふとさっきのことを思い出してしまう









　









〜〜っ///









　







さっきのことって言うのは


火神に抱きしめられたことだ









私臭くなかったかな…

絶対汗べったりだったよ…







１人思い出しては恥ずかしさに消えたくなる








　









いくら好きな人がいるとはいえど


異性に抱き着かれたら意識してしまう








それがいけないことだって言うのは


過去に散々思い知ったはずだ









　








今はバスケに集中しよう









　









　









気付けば宿についていた


急いでお風呂に入りすぐに寝た


また明日になれば勝手にバスケに集中する


起きているとまた変なことを考えそうだ







目をつむると意外にも早く眠れた









　









・






・






・








　









　









そして合宿は終わった









柴山「A、なんかすごくなったね」


『え…？』


柴山「なんか、わっ！ってところにパス来るようになったしドライブもひゅんって感じでなめらかになった気がする」


『えと…よくわからないけどありがとう？』









確かに手ごたえはあった

火神たちと会ってからがむしゃらにやるだけじゃなく

ちゃんと考えながらやってみた

そこに前までの私との変化があったんだろうか

…て、いうよりも

ベンチに戻ったときとかに火神に抱きしめられたの(昨日のできごと)を思い出しちゃって

恥ずかしさとともに冷静を取り戻してたっていうか…









　








ああもう！！

何で頭から離れないの…！！









「あれ？先輩、こっち駅じゃないですよね？」


「今からIH見に行くよ」


『えっ！』


柴山「確か今日は準決勝だっけ…」









スマホから情報を見る



女子は桐皇…萌音ちゃんたちだ







男子は…







　









　









『桐皇と海常』









大輝と黄瀬くん…！！









　








柴山「え、なにこれ超面白そう」









　









こんな面白そうな試合見ない理由がない









大輝が負ける姿は想像できないけど









どっちが勝ってもおかしくない試合だ









　









・







・







・









　









「あれ…？」



「え？日向達…なんでいるの？」









会場に着くなり座る席を探していたら

男バスと遭遇した






…てことは

８２話→←８０話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す