Orange ball 3【青峰大輝】

７０話 ページ11

食べ終わり、外へ出る






『さつきに何買うか決めてるの？』


青峰「あー、いや何も」


『そっかー』







さつきの誕生日まであと１週間ほどだ








『あそこのショッピングモール見てみよ』


青峰「おう」







おおきなショッピングモールを指さす


色んな店あるし一気に見れるからいいかも







ここら辺に来るのは初めてだから

見たことないお店がいっぱいで

わき見ばっかりしちゃう









『大輝、この店よろう！』









私が示したのは雑貨屋だ


可愛いものがそろっていて


さつきが好きそうな気がしたから









『わー、可愛い』


青峰「それ、可愛いのか？」


『女の子から見たら可愛いと思うよ』


青峰「ふーん」









　




うん。私来て正解だわこれ


大輝１人で選んでたら何渡すかわからんな









『あ、ボールペンとかどうかな
さつき高校でもマネージャーやるんでしょ？
それならよく使うと思うし…』



青峰「ああ、いいかもな」



『これとかどう？』









私が手に取ったのは


ペン先や押すところが金色で


グリップのところに桜模様が描かれているやつ


大人っぽくて、かつ可愛い


さつきの綺麗な髪とよく合っている









　





青峰「うわ、これ１本で1000円以上すんのかよ」


『けちらないけちらない』







値段を見つめながら渋々レジに向かう大輝









『いいな。さつき』









　





　







実はそのプレゼント私の！

なんて少女漫画みたいなこと…









　








　








青峰「サンキューな」







　






　









ないよなぁ(泣)



てか私の誕生日まだ先だし…









　








青峰「ちょっとスポーツショップよってもいいか？」


『あ、私もよりたかったの！』









新作バッシュまだ見てなかったし！









・



・



・









　









『え、なにこれ可愛い…』








私が見つけたのはAIR JORDANのスマホカバー

今は100均の使ってて新しいの探してたんだよな








『ゲッ、4200円…』







スマホカバーでこれは高いな…


残念だけど諦めよう









青峰「A、これ似合いそうだな」


『え？どれ…』









そういって大輝が私の前に出したのはＴシャツ


そのTシャツには、小さいおじさんが


ダンクしようと飛んでるけど


届いていないのが可愛く描かれていた









『なによ…チビって言いたいの…？』

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