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16話 ページ17

真っ直ぐ




 




なんのためらいも









偽りもなく









ただ真っ直ぐに








こっちを向いて彼はそう言った









 







 









 







『いいな…(ぼそっ)』







 









 





 




 





私も黒子くんみたいに






 








好き








 




心から言えるようになりたい









 






 






 









黒子「Aさんがバスケを始めたきっかけって何ですか?」






『私?私は親も姉もバスケしてたから自然と、かな』






黒子「お姉さんがいるんですね」






『うん。今高1』






黒子「いいですね。僕は一人っ子なので」






『よくないよ〜喧嘩してばっか』





黒子「そうなんですね」







 






 






 





なんて他愛のない話をしていたら









 









 






キーンコーンカーンコーン









予鈴が鳴った









 









『わ、気付いたら昼休み終わっちゃった』




黒子「そうですね」




『じゃあ戻るか』




黒子「はい」





 





 





 





 



階段を下りてお互い反対の教室だから



そのままバイバイした






 









 








『あ…




 





 







黒子くん!!!!!』







 



黒子「はい??」









『今日居残り行くね!!』






 




黒子「待ってます」




 







 






にこっと笑う黒子くん









頑張りましょう








そう言われてるような気がした

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作者名:あっぷるな | 作成日時:2020年4月23日 20時

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