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第146話 ページ23

フッと避け、刀をふるったがこちらも避けられてしまった。



「うわっ!」


すると足元から蹴り挙げられた。



ドガーン!!!と音を立て、壁を突き破るように叩きつけられた。




パラパラと瓦礫が落ちてきて、煙があがる。




……っぅ……気、抜きすぎたか。




骨、折れてないといいけど……




頭から流れてきた血をぬぐい、フラリと立ち上がり目の前にいる彼女を見た。




白「夜兎族としての本気、こんなもんだと思ってる?


……Aちゃんは、本気を出せないのをボクは知ってる。


本気を出すといいながら……出し切ったことなんてあの時(・・・)から1度もない。」




分かってる。



そんなの私が1番分かってる。

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作者名:Rukapyon | 作成日時:2023年1月22日 12時

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