第139話 ページ16
神楽ちゃんは、全く気が付かなかったというそんな目をしていた。
「…多少私も日に弱いですし、大食らいでもあります。」
銀「あぁ〜確かにな。言われてみればありえる……が言いたいのはそれでもなさそうだな。」
私は髪を耳にかけ、まっすぐ見た。
「白鬼小町。
……あいつに関してはかなり謎が深いけど……私の血に夜兎の血が混じった原因はその白鬼家にある。
……あいつは、夜兎族のハーフだから。」
ギュッと拳を握り、息を吐く。
「…なんで春雨にいたかは、分かりません。
でも、吉原にいる以上今は銀時さん達も敵対関係です。
なので……説明しておきました。」
刀を手に取り、それを腰に差すとにっと笑った。
「大丈夫です。あいつは私がどうにかしなきゃ止まらないやつなんで。」
神「(……Aに夜兎族の血が流れてるなんて思ったこともなかったアル。
……人殺しの匂いがしないから?)」
新「(白鬼……小町って確か、紅桜の時に船にいた人……!
じゃああの人が…さっきAさんに攻撃してたんだ。
狐の面をつけてたから気が付かなかった。)」
重くなった空気に居心地の悪さを感じつつ、月詠さんは口を開いた。
月「そろそろ準備もできたし、向かうぞ。
しっかりせんか、今からが本番じゃぞ。」
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作者名:Rukapyon | 作成日時:2023年1月22日 12時