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第83話 ページ22

桜「あっ!Aさーん!!」



あれから数日たち、何事もなかったかのように時は過ぎた。



とある日の昼下がり、私は市中見回りでかぶき町を歩いていた。



「お疲れさま。桜井くん……でしたっけ?」



桜「はい!あの、これどうぞ!」



紙袋を渡され、なんだろうと思いつつもそれを受け取った。


あぁ……

「この前貸した羽織……別に返さなくてもよかったのに。」


桜「……それと、あのひとつお願いが!!」



パッと顔を上げた桜井くんは、きらきらとした表情で言った。



桜「僕、Aさんに惚れました!弟子にしてください。」



「……ん?」



今、彼は言ったよね。




弟子にしてください。って。



「いやいや、君柳生一門じゃん。師匠というか、師範がいるでしょ。」




桜「Aさんの剣筋に惚れたんです!お願いします!!」



えぇ〜……



私、師匠って柄じゃないし……


「…何も教えられないよ?」




桜「はい!」




これあれだよね、OK貰うまで引きませんパターンだよね。




「……悪いけど……他を当たって……」




桜「なら!勝手について行ってもいいですか!!」




「……邪魔はしないでね。」




こうして軽くだけだが折れてしまったのをきっかけに私の弟子、桜井颯斗くんができた。


ちょっと迷惑……


柳生篇(第65〜83話)完

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作者名:Rukapyon | 作成日時:2022年11月24日 19時

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