第32話 ページ33
─「A……」
「っ……私はなんで……」
あの時私はハッキリと告げた。
ここで暴れるなら2人とも帰れと。
……本当は2人に家族というものを大切にして欲しかっただけなのに。
神楽ちゃんは結局、帰ってしまうことになった。
銀時さんが神楽ちゃんを父親のところへ返したからだ。
「─土方さん、ちょっと出かけてきます。」
半日、休暇を取ると私は万事屋へ走った
……きっと居ないことなんて分かってる。
新「あ……Aさん神楽ちゃんなら……」
怒った様子の新八くんの声を無視して万事屋の扉をガラリと開けた。
銀「え?なんでAが……神楽ならもう、帰ったぞ。
それに、Aだってここから帰れと切り離した割には納得いかねーようだな」
「……そう、ですよね。やっぱり……私って結局自分のことしか考えられてないのかな……」
銀「え?あ……」
お邪魔しました。とボソリと告げると万事屋から出た。
まだターミナルは出発してないはず。
えぇっとターミナルの出発予定時刻は……
「……!嘘…でしょ」
ターミナルについて調べていると沖田くんからひとつのメールが届いた
《今、ターミナルで大変なことが起きているんで、急いで向かってくだせぇ》
という文と写真が送られてきた
その写真を見て私は目を見開いた
「……神楽、ちゃんが……」
私がターミナルに向かって走っていると後ろから大きな犬に乗った銀時さんがやってきた。
銀「A!ターミナルに向かってるんだろ?後ろに乗れっ!」
「…助かります!」
銀時さんが手を伸ばしてくれたので引っ張ってもらい、銀時さんの後ろに乗る
銀「捕まっとけよ!定春!急げっ!!」
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Rukapyon(プロフ) - richanh20さん» コメントありがとうございます!土方オチ、ちょっと考えてたのでその方向性でいこうかなと思います!もし、他にもリクエストがある方がいたら複数オチを作ろうかなと思ってます!これからも見てくださるとうれしいです! (2023年5月5日 10時) (レス) id: 9ab6a2b305 (このIDを非表示/違反報告)
richanh20(プロフ) - いつも楽しくみています!出来れば土方オチで!! (2023年5月5日 7時) (レス) @page38 id: eed6dbc501 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Rukapyon | 作成日時:2022年7月17日 20時