第18話 ページ19
そ「─私も、自由に生きたいんです。
そう思ったらいつの間にか城を抜け出していて
……でも、私がいなくなると、色んな人に迷惑がかかるの……」
土「その通りですよ、さぁ帰りましょう。」
土方さんがそう姫様に話しかけたので、私もそちらへ行こうとしていると、
神楽ちゃんが咥えていた団子の串を飛ばして、土方さんの元から逃げ出した。
土「おいっ!待てっ!!……確保……!!」
囲まれているも、神楽ちゃんは姫様を抱えて傘を広げてジャンプをすると、屋根へと飛び乗っていた。
さすがの身体能力……
土「チャイナ娘出てこい!!
お前がどうやってそよ様と知り合ったか知らねぇが、
その方はこの国の大切な人だ!!
これ以上俺たちの邪魔するならお前もしょっぴくぞ!!」
土方さんがそう説教をはじめたので、私は姫様たちの逃げた方を見つめて呟いた。
「そこまで言わないであげてください。…責任もって、私が迎えに行ってきますから。」
姫様の元へと向かうと、既に別れを伝えたのか、姫様はあっさりと着いてきてくれた。
そ「あの…Aさん、色々とありがとうございました。……後、神楽ちゃんとお友達になれました。」
「そうでしたか、それは良かったです。」
姫様は、そう嬉しそうに私を見たあと少し視線をソワソワと向けた。
「どうかしましたか?」
そ「えっと……その、Aさんもまた遊びに来てくれませんか?」
「…えぇ、お易い御用ですよ。その時は、お友達としてお呼びください。」
手を差し出すと、姫様はパァッと顔を輝かせはい!と握り返してくれた。
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Rukapyon(プロフ) - richanh20さん» コメントありがとうございます!土方オチ、ちょっと考えてたのでその方向性でいこうかなと思います!もし、他にもリクエストがある方がいたら複数オチを作ろうかなと思ってます!これからも見てくださるとうれしいです! (2023年5月5日 10時) (レス) id: 9ab6a2b305 (このIDを非表示/違反報告)
richanh20(プロフ) - いつも楽しくみています!出来れば土方オチで!! (2023年5月5日 7時) (レス) @page38 id: eed6dbc501 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Rukapyon | 作成日時:2022年7月17日 20時