【銀魂】色んな人の拠り所に。

第12話 ページ13

こうして始まった叩いてかぶってジャンケンポン大会。



一戦目は、近藤さんVSお妙さん。



新「姉上、無理しないでください。僕変わりますよ。」



妙「いえ、私が行かないと意味がないの。


あの人、どんなに潰しても立ち上がってくるの。


もう、私も疲れちゃった。


全て終わらせてくるわ。」



というお妙さんの目はマジだった。



大丈夫かな近藤さん。殺されないといいけど……



「ハイ！叩いてかぶってジャンケンポン！！」



その合図とともに、2人は手を出した。



お妙さんはパー。近藤さんはグーだ。



咄嗟に近藤さんはヘルメットをかぶり、セーフかと思われた。



新「セーフじゃない！！逃げろ、近藤さん！！」



近「え？」



近藤さんがポカンと見上げた先には、ハンマーを振りかざし、何やら唱えているお妙さんが。



近「ちょっ、お妙さん？これ、もうヘルメットかぶってるから、ちょっと？」



そんな弁解も届くことなく、近藤さんの頭に直撃。
ヘルメットにヒビが入るレベルだった。


あたりはシーンと呆然。


心の中で「ルール、関係ないじゃん……」と全員が呟いている感じがした。



隊士「局長！！！てめぇ何しやがんだ！！クソ女！！」



妙「あ〜！！！？やんのかコラ。」



全員「「「すんませんでした」」」



抗議に走った隊士達全員を土下座させるレベルの形相。


私は敵に回すのはやめようと心に決めた。

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