約束事 ページ4
アゲハが去って少し休みながら先程の話を思い出す1人と1匹
アカリ「···家のね
婆ちゃんが話してくれたのを思い出しちゃった···」
クロ「?」
アカリ「婆ちゃんにね···
昔、妹が居たんだって
でも···アリジゴクの近くで遊んでたらしくって落ちちゃって···
助けようとして蔦を投げたらアリジゴクが姿を現してね···
そのまま···婆ちゃんの見てる目の前で妹さん···私にとったら大叔母さんが連れて行かれちゃったんだって···」
クロ「···アカリ···」
アカリ「だから、婆ちゃんも大人達もアリジゴクには気をつけろって今でも言ってるけど···
私と下手したらそこに落ちちゃうんじゃないかって不安になっちゃった···」
クロ「···」
するとクロは少し離れたと思ったらすぐ戻ってきて
アカリの髪に白い花を挿した
アカリ「···え?」
クロ「約束するよ
僕がどんな事があってもアカリを守る
困った事があったらすぐ僕に言ってほしい
必ず駆け付けるから···」
アカリはその言葉を聞いて驚くもすぐいつもの顔になり
アカリ「···約束、だからね?
"嘘つきは泥棒の始まり"だってパパもママも言ってたんだからね?」
クロ「約束」
2人は指切りを交し
それぞれの家路に向かう事にした
だが···
世界とはとても無情で残酷なモノだ···
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