12話 海で魚釣り ページ14
{夢月side}
今日は夕飯を豪勢にする為に海で魚を釣るか
その筈が···
夢月「何でアンタらも付いてくるの!?」
飛段「暇なんだよ〜こっちじゃ贄を捧げるは駄目だって言うからよ〜」
角都「動かないと体が鈍るからな」
夢月「まぁ···別にいいけどさ」
俺達は海岸に着いて釣りを始める
夢月「おっ?釣れた!これで5匹目かなかなか順調だな♪」
飛段「ヒャッハー!!」
飛段は海に飛び込んで魚を捕まえに行く
角都は俺の隣で釣りをしてる
夢月「飛段···あんな事したら魚が逃げるだろっての···」
角都「ふん···釣りなどしなくとも奪えばいいだろ」
夢月「それは犯罪だろうが!!」
つーか···飛段が潜ってから10分経ってるぞ?
夢月「まさかとは思うけどよ溺れてないよな?」
角都「アイツは不死身だ気にするな」
夢月「いや、気にしろよ!?俺ちょっと潜ってくる!!」
俺は着物の上を脱ぎ海に飛び込む
夢月「(何処だ?飛段···)」
潜ってみると飛段が鮫と戦ってるのが見えた
夢月「(何してんだ!?あの馬鹿は!!)」
俺は急いで近付き鮫を抑え込む
飛段「(あぁ?お前邪魔するなよ!!コイツを贄に捧げるんだからよ!!)」
夢月「(馬鹿!鮫を贄に出来るわけねぇだろ!)」
鮫が暴れて俺は手を離した瞬間!
鮫が俺に向かって泳いでくる
夢月「!!」
俺は咄嗟に自分の腕を噛ませる
激痛が俺を襲うが構わず噛ませて鮫の眉間を思いっきり殴る
鮫は脳が揺れて口を離すと飛段が鮫の首を三連鎌で切り落とす
俺達は海から上がる
夢月「ゼー···ハー···ゼー···ハー···ゲホッ!ゲホゲホ···!」
飛段「テメェは馬鹿か!!鮫に自分の腕を噛ませるか普通!?」
夢月「あぁでもしなきゃ···お前に襲い掛かるからな···お前が死んじまったら元も子もないだろ···」
飛段「んだよ···それ···」
夢月「血は沢山出てるけどよ問題ないぞ」
俺は魚が入ったバケツを持って歩こうとすると足に力が入らねぇ···
夢月「うっ···」
(ドサッ)
俺は血が足りなくって気を失う
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作者名:夢猫丸 | 作成日時:2017年3月28日 0時