夢猫丸の破天荒伝 (ページ22)

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猫又達のお買い物ページ22

{ノーマルside}

丁度昼の鐘が鳴り響くと夢猫丸の屋敷に住んでいる
猫又達が耳を一斉に澄ませる

『ニャッ!!
買い物の時間にゃ!!』

そう、昼の鐘が鳴ると猫又達は一斉に買い物へと出掛けるのである

『ニャーニャー!!』

猫又達にはこの買い物も修行の一環とされている

猫又達はネコショウになる為に日々、勉学に励んでいる

そして、猫又達の中で一番の最年少の猫又
名を春助と呼ばれている

春助「ニャ〜！
僕も兄上達のように頑張るにゃ〜！」

春助の買い物のメモには大量の魚とお肉が書かれていた

春助「う〜にゃ〜!!
こんな荷物僕一人でも頑張れるにゃ〜!!」

～1時間後～

ｽﾞﾙｯ···ｽﾞﾙｯ···

春助「う〜！
う〜！」

春助は他の猫又に比べてまだ体も小さく力がない為、重い物は全然運べないのであった

春助「う〜！
だ、旦那様の為にも···頑張らなきゃ〜！」

ﾋｮｲｯ！

春助「うにゃっ!?」

「何してんだ？
チビ猫」

春助「うにゃ!?
爆豪様!?」

「ちょっ、かっちゃん!!
春助君を下ろしてあげなよ···」

春助の前に現れたのは雄英高校に通う
爆豪勝己と幼馴染の緑谷出久であった

春助「お、お離しを!!
僕は買い物の途中にゃのです!!」

緑谷「この量を一人で!?」

春助「そうですにゃ！
僕もいつか旦那様みたいにゃ！
立派な化け猫になる為にも!!
努力しなければならないのです!!」

そう話していると春助の帰りが遅いと判断して迎えに来た猫又がいた

「何してるんだ！
春助!!」

春助「ビャッ！
ふ、冬丸兄さん···」

冬丸「お前、まだ体が小さいから買い物のメモはお前用のメモが置いてあっただろ!?」

春助「う〜···だ、だって···」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

爆豪「一々泣いてんじゃねぇ!!」

春助「びゃーーーーー!!」ﾄﾞﾊﾞｧ!!

冬丸「全く···
すまない爆豪殿に緑谷殿
春助の荷物も春助も俺が責任もって連れて帰るから···」