射撃の腕っ節 ページ18
バァンッ!!
バシュンッ!
夢咲「···フーっ···
今ので大体···5mかな?」
怒突「流石だな
十二大戦で勝てる腕前だ」
夢咲「僕は殺し合いが嫌いなんだ
だから、この千里発砲《トリガーパッピー》を覚えたんだ」
怒突「聞きたいんだが···
それは誰に学んだんだ?」
夢咲「···僕の父親さ···もうこの世の何処にも会えない人···
死ぬ間際で僕に十二大戦の事を教えてくれてそして、2代目としての狙撃手としてあの大戦に出された
母親の方は覚えてないんだ···
父さんが教えてくれたけど···その人ももうこの世の何処にも居ない···」
怒突「···こんな大層な家にいながら孤独ってか?」
夢咲「だから、この家に居るのは僕だけさ
いつでも好きな事は出来ても···独りはやっぱりつまんない···」
怒突「···」
あんまり人にこの話をしたこと無かったけど···
なんかスカッとした···
夢咲「ゴメンね
狙撃の腕を見せるって言ってて話し込んで···」
ギュッ!
えっ?
夢咲「ど、怒突さん?」
怒突「···辛いんならいつでも会いに行ってやるからその溜め込んだ思い全部吐き出せよ
俺が聞いてやる
お前を見てやるからよ」
怒突さん···
夢咲「···っ···」ジワッ
初めて、そんなこと言われた···
2代目になってからは誰からもそんな事を言われたこと無かった···
夢咲「っ···うわぁぁぁぁぁぁぁぁん···!!
あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」ポロポロ!
こんなに泣いたの久々だなぁ···
怒突さんの言葉はまるで···父さんに言われてるみたいな気持ちだ···
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阿呆 - イラスト描けない、文章書けない阿呆と申します!読ませてもらいました!続きがすごく気になります!頑張ってください! (2018年4月11日 16時) (レス) id: 8e1d45c526 (このIDを非表示/違反報告)
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