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5:白髪の少年と吉田松陽という男 ページ6

「纏めて畳んでしまえぇえええ!!」

男達が向かってくるので仕方なしに二人は構える。

すると一行と二人の間に真剣が真っ直ぐに降ってきた。

「ギャーギャー ギャーギャー やかましいんだよ。発 情 期か手前ら」

剣が降ってきた方を仰ぎみてみれば齢が同じくらいの白髪の髪をした男がいる。

「稽古なら寺子屋でやんな。学校のサボり方も知らねぇのかゆとり共」

「誰だ貴様は」

そう言ったリーダー格の男の頭上に銀髪の男は木の上から降り立つ。

「寝ろ。侍が半端やってんな。俺が付き合ってやるよ。みんなで一緒に寝よーぜ」

コイツ、一体何を言っているんだとそこに居た全員が唖然とする。

「誰が寝るか!」

「許さんぞ貴様!」

なんとか取り繕った一行が木刀を構え直す。

それと共にとてつもない効果音のついた拳が一行に振り下ろされる。

最後にチーンって言ったけど生きてるんだよね?

「銀時、よくぞ言いました」

「げ…」

「そう。侍たるもの半端はいけない。多勢で少数を虐めるなんて以ての外…」

銀時と呼ばれた少年に向かい、歩みを進めてくる男に少年は明らかに怯えたようにしている。

「ですが銀時。君たち半端者がサボりを覚えるなんて、100年早い」

そう言うと一行に拳を振り下ろした男は銀時にも拳を振り下ろす。多分先ほどより強い力で。

「喧嘩両成敗です」

語尾に音符でもつきそうな軽やかな言葉とどこまでも優しい笑顔が逆に恐怖を増す。

あの床にのめり込んでるんですけど。

「君たちも早く学校におかえりなさい。小さなお侍さん」

気絶した銀時の襟首を掴んだ男はそのまま引きずって階段へと向かう。

待って、それ階段どうやって下りるつもりですか。

「あ、あれは」

怯えたような声で問う高杉にAは記憶を探る。

「そうか。噂に聞いた。近頃白髪の子供を連れた男が私塾を開き、金もとらずに貧しい子供たちに手習いを教えていると。あれが…松下村塾の吉田松陽」

6:道場破り→←4:悪口だって聞き慣れるとただの雑音でしかない



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茉莉(プロフ) - 宇治さん» めちゃくちゃ返信遅くてすみません!宇治さん、ありがとうございます!! (2019年5月5日 22時) (レス) id: 51e720f33e (このIDを非表示/違反報告)
宇治(プロフ) - こんばんは、宇治です。女の子要素無しの夢主、良いじゃないですか…!!好きです。とても。更新頑張ってくださいね!応援してます! (2019年4月15日 0時) (レス) id: c046a70699 (このIDを非表示/違反報告)
茉莉(プロフ) - 赤蛮奇さん» ですよね!幼少期はみんな可愛いですけど高杉の可愛さは異常…!ありがとうございます (2019年4月4日 12時) (レス) id: 51e720f33e (このIDを非表示/違反報告)
赤蛮奇 - 幼少期高杉ヤバイですよね!アレはもう犯罪級ですよね!更新頑張ってください楽しみにしてます! (2019年4月3日 2時) (レス) id: 2a668a49bb (このIDを非表示/違反報告)
茉莉(プロフ) - (о´∀`о)さん» ありがとうございます! (2019年3月24日 19時) (レス) id: 51e720f33e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:茉莉 | 作者ホームページ:p://  
作成日時:2019年3月24日 9時

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