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28:桂生誕祭2 ページ30

「おぉ〜」

「やっぱり似合ってるわ」

テキパキと手際よくAに着物を着付けた杏は清々しい顔をしている。

「そしたら今度は髪の毛ね」

「まだ何かやるのか…?」

穏やかに両手を合わせて微笑む秋穂は断らせねぇよという無言の圧力をかけてくる。

「Aの髪の毛、せっかく綺麗なんだもんセットしなきゃ勿体ないでしょう?」

顔はそのまま言葉だけが凄みを持つ。

あぁこれが普段穏やかな者の豹変ぶりは恐ろしいとやつか。自身の師のことも思い出しながらそんなことを思った。

「じゃあやりましょうか」

殺りましょうか、そう脳内変換されたことは黙っておこう。

「こんなものかしら」

もう何もかもどうでも良くなってされるがままにする。

確認して、と渡された手鏡には普段と髪型の違う自分の姿があった。

「まぁ定番だけどお団子ね。お花もさしといたから」

その言葉通り頭の真ん中らへんで綺麗に作られたお団子にはどこから持ってきたのか色とりどりの花がさしてある。

「自分じゃないようだな」

手鏡の中の自分を感心したようにAは眺めた。

「間違いなくAだから安心しなさいな」

せっかくした髪型を崩さないためか優しく置かれた杏の手が暖かい。

「さ、街に行って沢山ものをたかるわよ」

今聞こえたなんだかあまり良くない言葉はこの際聞こえなかったことにしてしまいたい。

塾生の男達は銀時や高杉を初めに皆強いが女達も別の意味でまた強くたくましかった。



ーー



「ということで上手く杏達が外に連れ…」

「あれのどこが上手くだよ。引きづられてっただろうが」

Aが半ば無理矢理外に連れ出されたあと普段なら我先にと道着に着替える男子達は大人しく席に着いていた。

「…では皆さん手伝ってもらってもいいですか?」

松陽は無言で銀時の頭に拳をめり込ませてから笑顔で語りかけた。

「俺、理不尽!!」

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茉莉(プロフ) - 宇治さん» めちゃくちゃ返信遅くてすみません!宇治さん、ありがとうございます!! (2019年5月5日 22時) (レス) id: 51e720f33e (このIDを非表示/違反報告)
宇治(プロフ) - こんばんは、宇治です。女の子要素無しの夢主、良いじゃないですか…!!好きです。とても。更新頑張ってくださいね!応援してます! (2019年4月15日 0時) (レス) id: c046a70699 (このIDを非表示/違反報告)
茉莉(プロフ) - 赤蛮奇さん» ですよね!幼少期はみんな可愛いですけど高杉の可愛さは異常…!ありがとうございます (2019年4月4日 12時) (レス) id: 51e720f33e (このIDを非表示/違反報告)
赤蛮奇 - 幼少期高杉ヤバイですよね!アレはもう犯罪級ですよね!更新頑張ってください楽しみにしてます! (2019年4月3日 2時) (レス) id: 2a668a49bb (このIDを非表示/違反報告)
茉莉(プロフ) - (о´∀`о)さん» ありがとうございます! (2019年3月24日 19時) (レス) id: 51e720f33e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:茉莉 | 作者ホームページ:p://  
作成日時:2019年3月24日 9時

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